みなとみらい、中華街、鎌倉、江ノ島、箱根など多くの観光コンテンツを有する神奈川県。2019年7月初め時点の神奈川県のホテル展開状況を県内各市ごとの客室数、施設数と横浜市内区別展開数を合わせてランキングにてお伝えする。
横浜市トップ、県内西部・県央部にも展開、鎌倉は圏外
メトロエンジンリサーチによると、2019年7月初め現在、神奈川県には宿泊施設が1,382施設、部屋数にして55,950室が提供されている。
新規開業予定は34施設、部屋数にして8,080室が新たに供給される見込み。
県内各市町の客室数トップ10は以下の通り。
1位 横浜市 22,633室 227施設
2位 箱根町 7,906室 365施設
3位 川崎市 6,043室 83施設
4位 相模原市 3,482室 78施設
5位 藤沢市 2,033室 53施設
6位 厚木市 2,002室 33施設
7位 湯河原町 1,689室 104施設
8位 横須賀市 1,537室 51施設
9位 小田原市 1,129室 45施設
10位 平塚市 1,074室 17施設
横浜市がダントツでトップ、有数の温泉地である箱根町が2位、国際化された羽田空港に隣接する川崎市が3位で続いた。観光名所として知られる鎌倉市は980室、77施設で11位とまさかのランク外となった。
横浜市の県内の客室数に占める割合は4割ほどで、県央部、県西部にも観光コンテンツを多く有する神奈川県は、他の都道府県の主要都市に比べると宿泊施設の集中は比較的緩やかだ。
みなとみらい・中華街周辺の中区トップ、西区、港北区が続く
横浜市内の区別ランキングトップ10は以下の通り。
1位 中区 12,278室 108施設
2位 西区 3,861室 18施設
3位 港北区 3,475室 22施設
4位 鶴見区 1,063室 16施設
5位 神奈川区 705室 15施設
6位 戸塚区 300室 5施設
7位 金沢区 259室 9施設
8位 南区 248室 12施設
9位 都筑区 109室 4施設
10位 青葉区 82室 3施設
横浜市では横浜駅が所在する西区をみなとみらいエリアから中華街、山下公園、横浜スタジアムなどが所在する中区が上回った。3位の港北区には新幹線の停車駅である新横浜駅やラグビーワールドカップが開催される横浜国際総合競技場が所在している。
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