ファーストキャビン及びその⼦会社4社(株式会社ファーストキャビン開発、株式会社ファーストキャビン京都三条、株式会社ファーストキャビン京都嵐⼭及び株式会社ファーストキャビン柏の葉)は、4月24日に東京地⽅裁判所に破産⼿続開始の申⽴てを⾏った。
同社及び各⼦会社は、昨今の宿泊施設増に伴う競争激化などの要因により事業計画を⼤きく下回る状況が続き、財務状況が悪化していたことに加え、新型コロナウイルス感染拡⼤防⽌の観点から休業していた各ホテルの営業再開の⾒通しが⽴たず、当⾯の資⾦繰りの⽬処が付かなくなったため、東京地⽅裁判所に破産⼿続開始の申⽴てを⾏った。
今回の破産⼿続開始申⽴てに伴い、以下の同社及び各⼦会社における直営施設5店舗の営業を終了する。
ファーストキャビン築地、ファーストキャビン京橋、ファーストキャビン京都河原町三条、ファーストキャビン京都嵐⼭、ファーストキャビン柏の葉
その他のフランチャイズ店舗等については、現在は多くの店舗が新型コロナウイルス感染拡⼤防⽌のため休業中だが、今後における新型コロナウイルスの収束動向を踏まえ、フランチャイズオーナー等において再開の判断があれば、営業を再開する予定という。
同社の合弁会社である株式会社JR⻄⽇本ファーストキャビンが運営していたファーストキャビンステーションあべの荘及びファーストキャビンステーション京都梅⼩路は既に営業を終了している。
ファーストキャビンは、従来のビジネスホテルやカプセルホテルとも異なる飛行機のファーストクラスをイメージしたキャビンスタイルホテルで「コンパクト&ラグジュアリー」をコンセプトに、低料金ながら充実したサービスとスタイリッシュでゆとりある客室空間で注目を集めていた。
TDBによると、負債は5社合計で約37億円が見込まれる。
出典:ファーストキャビン
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