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笹戸温泉(愛知)「紫翠閣とうふや」が営業停止 新型コロナ関連倒産

投稿日 : 2020.10.06

愛知県

ホテル関連ニュース

帝国データバンク名古屋支店によると、(株)湯富屋旅館(愛知県豊田市)が9月30日、名古屋地裁岡崎支部に自己破産申請し、破産開始決定を受けたことが明らかになった。新型コロナ関連倒産は愛知県内で26件目となる。

出典:旬樹庵紫翠閣とうふや

(株)湯富屋旅館は1938年、豆腐や生鮮食料品の行商・仕出しを目的に創業。1953年に温泉旅館「旬樹庵 紫翠閣とうふや」の営業を開始した。全34室・205名が収容できる当旅館は、奥矢作峡・笹戸温泉で最大の旅館で知られている。

旬樹庵 紫翠閣とうふや」は、1992年6月に総額約15億円を掛けて大掛かりなリニューアルを施した。改装に加え温泉ブームも相まって需要が増加、1995年5月期には約8億円の売上高を計上した。しかし、その頃をピークに業績は低下。その後は赤字を散発するようになり、2006年以降は再生ファンドの資本注入や支援を得ながら再建を図っていた。

2012年5月期の売上高は3億円を下回るなど、年々売り上げはジリ貧となり収益性が悪化。2020年に入ってからは「新型コロナウイルス」の影響で団体客を中心に集客がさらに減少。大幅な債務超過に陥り、今回の措置となった。

負債総額は6億5591万円。破産管財人には梅村浩司弁護士(けやき通り法律事務所、同市若宮町2-16-1、電話0565-31-2632)が選任された。

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