欧州の新規ホテル開発計画は3年連続で拡大、1,449施設、22万8,588室、昨年比較で施設ベースで18%の増加、客室数ベースで21%の増加となった。欧州新規ホテル開発のブランド別、国別、都市別ランキングをそれぞれお送りする。
欧州新規ホテル開発状況
欧州の新規ホテル開発計画は、1,449施設、22万8,588室で、昨年比較で施設ベースで18%の増加、客室数ベースで21%の増加となり、過去10年で最大となった。
新規ホテル開発計画のうち、すでに建設中のプロジェクトは、749施設、12万689室で、12ヶ月以内に建設を開始するプロジェクトは395施設、6万1,707室、計画の初期段階にあるプロジェクトは305施設、4万6,192室。
2019年中に390施設、5万8,364室、2020年には390施設、5万8,599部屋が開業する見込みとなっている。
欧州ブランド別開発ランキング
欧州の新規ホテル開発のホテルブランド別ランキングは、以下の通りとなった。
1位 アコーホテルズ(225施設、2万9,613室)
2位 マリオット・インターナショナル(186施設、3万1,192室)
3位 ヒルトン・ワールドワイド(170施設、2万6,988室)
4位 IHG(139施設、2万3,540室)
上位4社により、欧州全体のホテル開発の5割以上を占めた。
アコーホテルズは、Ibisブランドで118施設、1万4,635室の開業を予定し、メルキュールホテルで25施設、2,346室、Adagio City Aparthotelで22施設、2,976室。
マリオットは、モクシーで58施設、1万227室、Coutyard by Marriottで33施設、5,943室、Autograph Collectionで15施設、2,031室。
ヒルトンは、ハンプトン・インで67施設、1万447室、ヒルトンガーデン・インで46施設、7,316室、DoubleTree by Hiltonで22施設、3,132室。
IHGは、ホリデイ・インエクスプレスで65施設、9,813室、ホリデイ・インで36施設、7,981室、ホテルインディゴで14施設、1,733室となった。
欧州、国別・都市別ランキング
欧州の新規ホテル開発の国別ランキングは以下の通り。※施設数順
1位 ドイツ(265施設、4万9,640室)
2位 イギリス(256施設、3万9,008室)
3位 フランス(144施設、1万7,003室)
4位 ポルトガル(87施設、9,012室)
5位 ポーランド(86施設、1万3,134室)
都市別ランキングは以下の通り。
1位 ロンドン(英)(82施設、1万4,663室)
2位 パリ(仏)(45施設、6,947室)
3位 デュッセルドルフ(独)(40施設、8,353室)
4位 フランクフルト(独)(30施設、6,288室)
5位 リスボン(ポルトガル)(30施設、2,800室)
6位 モスクワ(露)(29施設、6,512室)
同6位 イスタンブール(トルコ)(29施設、5,386室)
Lodging Econometricsの調査結果に基づく。
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