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新規開業・供給

  • 新規開業はADRを下げない — 供給+21%の呉は+6.5%、心斎橋-36%は万博反動|2026年夏4市場

    2026年の初夏、性格のまったく違う4つの市場に、実需帯(エコノミー〜ミドルアッパー)の新規ホテルが1軒ずつ開業した。心斎橋に223室、千歳に142室、名古屋・中川運河沿いに24室、呉に218室。夏休みの需要が立ち上がる直前というタイミングも共通している。この4軒は、周辺の既存ホテルの単価を押し下げたのだろうか。開業から2〜3か月が経ち、確定した実績で検証できる状態になった。開業前の時点でこの4軒...

  • 2025年開業ホテル385軒の2026年単価 — 開業プレミアムは3ヶ月目から立ち上がり+9.8%へ

    指定なし

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    投稿 : 2026.09.07

    2025年に開業した宿泊施設のうち、客室20室以上・主要OTAに掲載が継続している385軒を追跡し、開業月を起点にした相対月(M+0〜M+12)で推定成約ADRの動きを集計した。焦点は絶対額ではなく、同じ市区町村・同じ業態の既存ストックに対してどれだけ上乗せできているか——いわゆる開業プレミアムの持続性である。結論から書くと、プレミアムは開業直後がピークではない。中央値は開業3ヶ月目から立ち上がり...

  • 新規開業が少ない県2026 — 秋田4件・徳島10件、客室数で見ると順位は逆転

    2026年に日本国内で開業が確認された宿泊施設は、メトロエンジンリサーチが把握する範囲で1,357施設・約34,600室にのぼる。しかし内訳を都道府県別に開くと、開業件数が1桁にとどまる県が複数存在する。秋田県4件、青森県4件、鳥取県5件、山形県7件、富山県8件、高知県・岩手県が各9件——いずれも全国上位の北海道133件や沖縄県86件とは2桁違う水準である。 ただし「件数が少ない=供給が動いていな...

  • 1室から旅館業許可は2018年施行済み — 2026年開業1,351軒の51%が1室規模

    指定なし

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    投稿 : 2026.09.03

    1室から旅館・ホテル営業の許可が取れる——この制度は、2026年に始まったものではない。最低客室数の基準(ホテル営業10室・旅館営業5室)が撤廃されたのは、2018年6月15日施行の改正旅館業法(平成29年法律第84号)である。施行からすでに8年が経過している。では、その8年で宿泊供給の形はどう変わったのか。メトロエンジンリサーチが把握する2026年の新規開業1,351施設を集計すると、51.0%...

  • 温泉地2,839か所・温泉宿13,425軒 — 源泉と宿の密度で見る47都道府県【令和6年度】

    指定なし

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    投稿 : 2026.09.02

    環境省が公表する「温泉利用状況」は、日本の温泉ストックを都道府県単位で数え上げた唯一の全数統計である。最新の令和6年度版(2025年3月末現在)によると、全国の温泉地は2,839か所、源泉総数は27,899本、温泉を利用する宿泊施設は13,425軒だった。温泉地の数は5年で95か所減った一方、宿泊施設は501軒増え、年度延べ宿泊利用人員は7,659万人から1億2,541万人へと1.6倍に伸びている...

  • ホテル開業は4月・7月・12月に集中 — 3年5,732施設の開業月分布と着工の逆算表

    指定なし

    新規開業・供給

    投稿 : 2026.08.31

    宿を開けるなら何月がよいのか。この問いは、工程表を引く段階でほぼ決まってしまう。主要OTA掲載で確認できた2023〜2025年の新規開業5,732施設を開業月で並べ直すと、4月・7月・12月に明確な山、2月・5月・11月に谷ができていた。最も多い4月(738施設)と最も少ない2月(273施設)の差は2.70倍。客室数ベースで見ると差はさらに開き、7月(16,250室)と1月(5,193室)で3.1...

  • 車椅子対応客室、全国の法定必要室数は12,890室 — 50室以上6,967施設の1%基準を数える

    第5回アジアパラ競技大会(2026/愛知・名古屋)の開幕まで、およそ2か月となった。会期は2026年10月18日(日)から10月24日(土)までの7日間で、アジア45の国と地域から選手団が参加する。選手団には専用の受入体制が用意される一方、帯同スタッフ・大会関係者・観戦者は既存の宿泊施設に向かうことになる。そのとき日本の宿には、法律上いくつの車椅子使用者用客室が「あるはず」なのか。本稿では、バリア...

  • アジア大会2026の選手村は船 — 1,500室×22日のホテルシップ、名古屋の客室28,986室との距離

    愛知県

    新規開業・供給

    投稿 : 2026.08.28

    先に結論を書いておくと、選手村となるホテルシップ(クルーズ船)に一般の旅行者・観戦客は泊まれない。1,500室は組織委員会が選手団向けに借り上げた閉じた在庫であり、2026年9月15日時点で一般販売の公表はない。そのうえで本稿の主題に入る。愛知・名古屋2026アジア競技大会は、選手村を新たに建設しない。代わりに名古屋港へクルーズ船を22日間停泊させ、既存ホテルと組み合わせて選手団を受け入れる。船が...

  • ニセコの高価格帯は2施設75室のみ — フェアモント165室が狙う空白と供給構造

    北海道

    新規開業・供給

    投稿 : 2026.08.25

    2026年7月22日、フェアモント ホテル&リゾートが北海道での新規ホテル「フェアモントニセコ」の開業契約締結を発表した。ジェイ・ウィル・パートナーズとの共同開発で、客室数165室、開業は2028年初頭を予定する。東京に続く国内2軒目のフェアモントとなる。ただし本稿の主題はこの1軒ではない。165室という箱が「ニセコエリアの既存供給のどこに着地するのか」を、メトロエンジンリサーチのデータで測る。結...

  • ホテル建設の施工会社ランキング2026 — 大和ハウス99件、施工者未定は55%へ

    指定なし

    新規開業・供給

    投稿 : 2026.08.24

    ホテルの供給を語る記事は「どこに何室建つか」までは書く。しかし「誰が建てているか」——つまり施工者が誰なのかは、ほとんど語られてこなかった。開発サイドから見れば、施工者を確保できるかどうかは事業が成立するかどうかそのものであり、建てる会社の顔ぶれが変われば、建つホテルの形も変わる。今回は建築計画情報からホテル新築案件2,122件を抽出し、施工会社名を名寄せしたうえで、誰がどんな規模のホテルをどこで...