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ホテルニュージャパンの社長は誰?横井英樹氏と1982年火災の責任、横井グループのその後

投稿日 : 2019.03.13 更新日 : 2026.08.31

東京都

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ホテルニュージャパンの社長は、実業家の横井英樹氏(1913年〜1998年)です。同氏は株式会社ホテルニュージャパンのオーナー兼代表取締役社長として、1982年2月8日未明に発生した火災(死者33人・負傷者34人)の防火管理責任を問われ、業務上過失致死傷罪で禁錮3年の実刑判決を受けました。最高裁が1993年11月25日に上告を棄却して刑が確定し、横井氏が率いた横井グループの中核会社・日本産業株式会社は2003年に民事再生、2019年3月に破産手続き開始決定に至っています。本記事は2019年3月13日公開の速報に、2026年8月、横井氏の経歴・判決の経過・グループのその後・跡地の現在を追記したものです。

日本産業株式会社は東京都千代田区永田町で1982年に発生したホテルニュージャパンの火災事件で知られる故・横井英樹氏が創業した横井グループの1社。3月6日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。

同社は株の買占め事件や宿泊客ら33人が死亡する大惨事となったホテルニュージャパン火災事故などで有名となった故・横井英樹氏率いる横井グループの1社。

東京、名古屋、大阪、京都などでボウリング場やパチンコ店を経営し、ホテル買収なども手がけ、ピーク時の1992年12月期には年間売上高約105億円をあげていた。

1993年11月にグループ実権者の横井英樹氏がホテルニュージャパンの火災事件で禁固3年の実刑判決が確定し、信用が大きく失墜。その後、決済難に陥り、2003年4月に東京地裁へ民事再生法の適用を申請していた。

当時の負債総額は債権者約37名に対し約2,325億800万円だった(2005年8月に手続き終結)。

民事再生当時は再生計画に基づきボウリング場などの運営を行っていたものの、後に施設は閉鎖され、ここに来て今回の措置となった。負債は現在調査中。

帝国データバンク東京商工リサーチが本日3月13日に一斉に報じた。 

ホテルニュージャパンの社長・横井英樹氏とは — 経歴と1982年火災の責任・判決

横井英樹氏は1913年(大正2年)愛知県生まれの実業家です。1953年の老舗百貨店・白木屋の株買い占めなどで広く知られるようになり、ボウリング場・パチンコ店・ホテルなどのレジャー事業を国内外で展開しました。1956年3月には国内レジャー事業を目的として日本産業株式会社を設立しています(帝国データバンク倒産速報、2019年3月13日)。

ホテルニュージャパン(東京都千代田区永田町2丁目・地下2階地上10階建)では、横井氏がオーナー兼代表取締役社長としてホテルの経営・管理業務を統括していました。1982年2月8日午前3時過ぎに9階客室から出火した火災では、宿泊客ら33人が亡くなり、34人が負傷しました。出火原因は宿泊客の寝たばことされていますが、スプリンクラー設備やこれに代わる防火区画が設置されておらず、従業員による通報・避難誘導が十分に機能しなかったことが被害を拡大させたと認定されています。

発生日時1982年(昭和57年)2月8日 午前3時過ぎ
場所ホテルニュージャパン(東京都千代田区永田町2丁目)9階客室から出火
被害死者33人・負傷者34人
当時の社長横井英樹氏(株式会社ホテルニュージャパン オーナー兼代表取締役社長)
罪名業務上過失致死傷罪
第一審1987年 東京地裁 禁錮3年(実刑)
控訴審東京高裁 控訴棄却
上告審・確定1993年(平成5年)11月25日 最高裁第二小法廷が上告棄却、禁錮3年の実刑が確定
ホテルの処分火災後、東京都の営業禁止処分を受け廃業

最高裁は、ホテルを経営する会社の代表取締役社長としてホテルの経営・管理業務を統括する地位にあり実質的権限を有していた者には、スプリンクラー設備等の設置や防火管理体制の確立を怠った過失があるとして業務上過失致死傷罪の成立を認めました(最高裁平成5年11月25日決定・刑集47巻9号242頁)。企業経営者の防火管理責任(いわゆる監督過失)を正面から認めた判例として、その後のホテル・旅館の防火行政や消防法令の運用に大きな影響を与えています。

横井氏は刑の確定後に服役し、1998年11月30日に85歳で亡くなりました。横井氏が同ホテルの社長であった事実、火災の発生日・被害規模、判決の経過は、本記事の2019年時点の記述(「1993年11月に禁固3年の実刑判決が確定」)と公的報道・判例で一致しています。

横井グループのその後 — 日本産業の破産まで

横井グループの中核会社であった日本産業株式会社(登記面:東京都目黒区、資本金3億150万円、破産時の代表は横井裕彦氏)は、パチンコホールやボウリング場の運営、ホテル買収などを手がけ、1992年12月期には年収入高約105億円を計上していました。しかし1993年11月に横井英樹氏の実刑が確定して信用が大きく失墜し、資金繰りが悪化。2003年4月に東京地裁へ民事再生法の適用を申請しました。当時の負債総額は債権者約37名に対し約2,325億800万円で、再生手続きは2005年8月に終結しています。再生計画に基づきボウリング場などの運営を続けたものの、その後施設は閉鎖され、2019年3月6日に東京地裁から破産手続き開始決定を受けました(出典:帝国データバンク倒産速報 2019年3月13日)。

1956年3月横井英樹氏が国内レジャー事業を目的に日本産業株式会社を設立
1982年2月8日ホテルニュージャパン火災(死者33人)。ホテルは営業禁止処分を受け廃業
1992年12月期日本産業の年収入高 約105億円(ピーク)
1993年11月25日最高裁が上告棄却、横井氏の禁錮3年が確定。グループの信用が失墜
1996年旧ホテル建物を解体
1998年11月30日横井英樹氏が死去(85歳)
2003年4月日本産業が東京地裁へ民事再生法の適用を申請(負債総額約2,325億800万円・債権者約37名)
2005年8月民事再生手続き終結
2019年3月6日日本産業が東京地裁より破産手続き開始決定(負債は当時調査中)

ホテルニュージャパンの運営会社そのものは火災を機に廃業し、1990年代までは敷地内で駐車場を運営していたとされます。旧ホテル敷地は、横井氏側に多額の融資を行っていた千代田生命保険が担保として差し押さえ、買い手が付かなかったため1995年に関連会社が自己競落しました。日本産業の破産手続き開始により、横井氏が創業した横井グループの主要事業会社は法的整理の対象となりました。

ホテルニュージャパン跡地の現在

火災後、旧ホテルの建物は14年にわたってそのまま残されていましたが、1996年に解体されました。跡地では千代田生命保険が再開発事業に着手したものの、同社は2000年10月に経営破綻。建設途中のビルと土地はプルデンシャル生命保険と森ビルの共同出資会社が取得して工事を引き継ぎ、2002年12月にオフィスと賃貸住宅からなる地上38階建ての高層ビル「プルデンシャルタワー」として完成しました。

現在の所在地は東京都千代田区永田町2-13-10で、プルデンシャル生命保険の本社が入居しています(同社公式サイト「本社(永田町)」ページ、2026年8月確認)。東京メトロ赤坂見附駅11番出口に直結し、永田町駅からも徒歩2分の立地です。建物名と所在地はプルデンシャル生命の公式情報、跡地との関係は公益財団法人ニッポンドットコムの記事(2024年2月8日)で確認しています。なお、跡地にホテル機能は再建されていません。

よくある質問

Q. ホテルニュージャパンの社長は誰でしたか?

A. 実業家の横井英樹氏(1913年〜1998年)です。株式会社ホテルニュージャパンのオーナー兼代表取締役社長として経営・管理業務を統括しており、1982年の火災について業務上過失致死傷罪で禁錮3年の実刑判決を受けました。

Q. ホテルニュージャパン火災の死者数と判決はどうなりましたか?

A. 1982年2月8日未明の火災で宿泊客ら33人が亡くなり、34人が負傷しました。横井英樹社長は1987年に東京地裁で禁錮3年の実刑判決を受け、東京高裁も控訴を棄却。1993年11月25日に最高裁が上告を棄却して刑が確定しました。

Q. ホテルニュージャパンの跡地は現在どうなっていますか?

A. 旧建物は1996年に解体され、跡地には2002年12月に地上38階建ての「プルデンシャルタワー」(東京都千代田区永田町2-13-10)が完成しました。プルデンシャル生命保険の本社が入居しており、ホテルとしては再建されていません。

出典・参照情報

  • 帝国データバンク「日本産業株式会社 破産手続き開始決定受ける」倒産速報(2019年3月13日)— 設立年、年収入高、民事再生の負債総額・債権者数、破産手続き開始日
  • 公益財団法人ニッポンドットコム「〈1982年の今日〉2月8日:ホテルニュージャパンで火災」(2024年2月8日)— 発生日時、死者数、社長の判決、建物解体年、跡地のビル竣工年
  • 最高裁判所第二小法廷 平成5年11月25日決定(平成2年(あ)第946号・刑集47巻9号242頁)— 上告棄却日と判示内容
  • プルデンシャル生命保険 公式サイト「本社(永田町)」— 現在の建物名と所在地(2026年8月確認)

本記事は2019年3月13日公開の速報記事に、2026年8月30日に上記出典に基づく追記を行ったものです。火災の被害者・ご遺族に配慮し、事実関係の整理にとどめています。

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