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鎌倉での古民家再生、民泊運営でカヤックとくらつぐが提携

投稿日 : 2018.11.14

神奈川県

バケーションレンタル

株式会社カヤックと古民家再生および民泊運営を手がける株式会社くらつぐは、鎌倉での古民家再生事業および民泊運営事業において、2018年11月14日(水)に業務・資本提携を締結、カヤックより出資することを発表した。鎌倉市ホテル展開状況と合わせてお送りする。

広々としたスイートルームで至福の時間を

出典:古今

第一弾「鎌倉 古今」、2020年までに古民家3軒開業へ

くらつぐは、「日本の伝統文化の象徴である古民家を活用することで、次世代のストックとして未来へ向けて継承し、日本の真の豊かさを実現したい。」をビジョンに、古民家総合プロデュース企業として全国の古民家再生・古民家資源活用による地域活性化支援や、宿泊施設の企画を行ってきた。

一方カヤックは、地域にはお金ではない、あたたかな価値が眠っていると考え、2002年から鎌倉に本社を置き活動してきた。また、地域創生事業としてシティプロモーションの支援や、地域ならではのさまざまな魅力を生かして豊かさを実現する地域資本主義の提唱など、地域に根ざした展開を行っている。
両社は今回の出資、業務・資本提携を通して、近年社会問題化している古民家をリノベーションし、宿泊や飲食といったホスピタリティ業を営むことにより、地域創生および活性化に貢献していきたい所存。
カヤックでは、くらつぐの鎌倉エリアにおける事業立ち上げをスピーディーにサポートする他に、物件の発掘、PRおよびブランディング支援、提携先の紹介などを行っていく。
くらつぐでは、カヤックおよび個人投資家数名から約5,000万円の調達が決定し、第1号案件として1855年に建てられた鎌倉市内の古民家をリノベーションした高級民泊施設「鎌倉 古今」のオープンを予定。さらに、2020年までに「鎌倉 古今」を含む、3軒の開業も目指し、古民家再生および地域創生におけるハイブランドの樹立を図る。

神奈川県鎌倉市ホテル展開状況

メトロエンジンリサーチによると、神奈川県鎌倉市には宿泊施設が62、部屋数にして997が提供されている。

民泊物件としては79室が確認された。

同市では、JR東日本が「ホテルメトロポリタン鎌倉(仮称)」(138室)の開業を2020年春に予定している。

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