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【取材】新潟市にヴィラ型ホテル「TOVILLA STAY 新潟本町」開業 旅籠文化を再編集

投稿日 : 2026.05.12

新潟県

取材

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新潟市中央区の古町エリアに、プライベートヴィラ型ホテル「TOVILLA STAY 新潟本町」が2026年5月30日にグランドオープンする。運営は株式会社ヒロセホテルズ&リゾーツ。港町・古町にかつて根付いた「旅籠」の文化を現代的に再編集し、まちの日常に溶け込む滞在拠点として整備した。

施設は全6室の低層ヴィラで、全室が2フロア構成、簡易キッチン付き。スイートルームにはプライベートサウナも備える。チェックインから滞在までをデジタルで完結する完全無人運営を採用し、観光で訪れるだけでなく、地域に滞在する新しい宿泊体験を提案する。

本記事では、ホテル開業の経緯やこだわりなどについて、株式会社ヒロセホテルズ&リゾーツに取材した。

公式サイト:https://niigata-honcho.tovilla-stay.jp
Instagram:https://www.instagram.com/tovillastay_niigatahoncho/

――― 本町のアーケードや人情横丁に近い場所で開業されるにあたり、古町エリアのどんな魅力に惹かれたのでしょうか。

古町は、観光地として整いすぎていないからこそ、日常の営みや人の温度感が色濃く残っているまちだと感じています。本町のアーケードや人情横丁も、ただ“見る場所”ではなく、地域の方々の暮らしの一部であり、時間を重ねてきた空気感があります。

また、港町として発展してきた歴史や、料亭・飲食文化、路地のスケール感など、歩くことで少しずつ魅力が見えてくるまちでもあります。

「目的地を巡る観光」というより、“まちの中で時間を過ごしたくなる”感覚に惹かれ、この場所に滞在機能をつくりたいと考えました。

――― 「古町に泊まる」という体験について、宿泊される方にはどのような時間を過ごしてほしいとお考えですか。

▲room A, B 2階

観光を詰め込むというよりは、古町の日常のリズムの中に少し入り込むような時間を過ごしていただきたいと思っています。

例えば、昼はまちを歩きながら喫茶店や商店を巡り、夜は古町ならではの路地の飲食店や、普段はなかなか行けない名店で食事を楽しむ。そうした過ごし方が、このエリアにはよく合っていると思います。

▲room C, D 1階

また、商店街で地域の食材やお酒を買い込み、宿に戻ってみんなでゆっくり食卓を囲む――そんな時間も、この滞在ならではの魅力だと考えています。

観光を“消費する”というより、まちの日常や食文化の中に入り込みながら、“暮らすように泊まる”。そうした感覚そのものが、この宿の大きな価値だと思っています。

古町は、派手な観光地ではないかもしれませんが、人やお店との距離が近く、滞在することで見えてくる魅力が多いまちです。宿泊を通して、「また来たい」だけでなく、「ここで過ごす時間が好きだ」と感じてもらえたら嬉しいです。

――― 非対面で滞在が完結するなかで、宿泊される方がまちや空間とのつながりを感じられるよう、工夫されたことはありますか。

▲非対面のチェックイン

無人運営というと、便利さだけが注目されがちです。ただ、私たちは“人との接点を減らす”というより、“まちとの接点を増やす”ことを意識しました。

例えば、食事や買い物のために外へ出たときに、本町のアーケードや人情横丁の空気感、路地の灯り、地域のお店との距離感など、古町の日常を自然に感じてもらえるような立地や滞在スタイルを大切にしています。

また、室内の素材感や照明、坪庭の見え方なども含め、古町の落ち着いた空気感とつながるような空間づくりを意識しました。館内だけで完結するのではなく、まちそのものが滞在体験の一部になることを目指しています。

▲room E

――― 全室が2フロア構成で簡易キッチン付き、スイートルームにはプライベートサウナも備えられています。こうした空間づくりには、どのような思いを込められましたか。

▲room F 2階

旅行として短く泊まるだけではなく、少し長く滞在したくなる居心地を大切にしました。

全室を2フロア構成にしたのも、単なる“ホテルの一室”ではなく、小さな住まいのように過ごしていただきたかったからです。簡易キッチンも、テイクアウトした地域の食を楽しんだり、朝にゆっくりコーヒーを淹れたりと、滞在の自由度を高めるために設けています。

また、スイートルームのプライベートサウナについても、“ととのう”ことだけが目的ではありません。古町の喧騒から少し離れ、自分たちの時間に没入できる空間として設計しました。

開放感のあるつくりにすることで、まちなかにありながらも非日常を感じられる滞在を目指しています。

▲room E サウナルーム
▲room E 外気浴スペース

――― 最後に、「TOVILLA STAY 新潟本町」を通じて、古町での滞在をこれからどのように広げていきたいですか。

私たちは、この施設を単なる宿泊施設としてではなく、“古町に泊まる文化”の入口のような存在にしていきたいと考えています。

宿泊をきっかけに、地域のお店に立ち寄ったり、人と出会ったり、また別の季節に訪れたりと、まちとの関係が少しずつ深まっていく。そんな滞在の循環を生み出していけたらと思っています。

今後は、地域の事業者のみなさまとも連携しながら、食や文化、イベントなどを含め、新潟や古町エリアならではの滞在体験をさらに広げていきたいと考えています。

■施設概要

施設名:TOVILLA STAY 新潟本町
住所:新潟県新潟市中央区本町通6番町1117-1
客室数:計6室(room A, B, C, Dは各3名定員、room E, Fは各10名定員)
公式サイト:https://niigata-honcho.tovilla-stay.jp
Instagram:https://www.instagram.com/tovillastay_niigatahoncho/

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