JR東日本はこのたび、竹芝ウォーターフロント開発計画の計画地の名称を『WATERS takeshiba(ウォーターズ竹芝)』 に決定した。文化・芸術を核とした、水辺を活かした複合型まちづくりを推進する。
文化・芸術を核とした、水辺を活かした複合型まちづくり
出典:JR東日本
同計画では“つぎの豊かさを生み出すまち”をビジョンに掲げている。これまで長きにわたり劇団四季が培ってきた文化・芸術の発信拠点の機能を核に、水辺と浜離宮恩賜庭園を臨む立地環境を最大限に活かした新しいまちづくりを推進する。
具体的には、四季劇場[春]・[秋]の2館が生まれ変わることで、『WATERS takeshiba』には、既存の「自由劇場」を含めて3館の劇場が集積される。また、訪れた人に豊かな心地よさを感じてもらうことを期待し、都心にいながらも離宮や水辺の自然環境を感じられる、パブリックな「広場」と「テラス」を配置。各施設や「広場」・「テラス」で、訪れた人が思い思いに観劇後の高揚感に浸る、風を感じながら仕事する、景色を眺めながら食事をとる、旅の合間の何もしない時間を楽しむ。
このような、多様なアクティビティや文化が生まれる環境を創出することで、“豊かさ”の概念が多様化する時代にも、自然とこころが潤うような時間価値を提供する。
名称は、都心にいながらも豊かな心地よさを体感できるまちを目指して、同計画における各施設(高層棟、劇場棟、駐車場棟)及び既存の自由劇場を含む、計画地の名称として決定した。
『WATERS』の複数形の‘ S ’には、心地よい水辺のもとに、多様な人々にとって、多様な居場所や文化・芸術・アクティビティが生まれることを期待している。「この場所からつぎの豊かさを生みだそう」「世界の人が訪れたくなる竹芝をつくろう」という気持ちを込めて、心地よさが波紋のように広がっていくよう願いを込めた。
高層棟及び駐車場棟は、東京2020オリンピック・パラリンピック前の2020年4月の開業を目指す。劇場棟は、それ以降段階的に、2020年内の開業を予定している。
また、同計画ではインターナショナルブランドと提携したラグジュアリーブランドのホテル(予定)の開業を265室で予定している。
出典:JR東日本
東京都港区ホテル展開状況
メトロエンジンリサーチによると、港区には宿泊施設が164、部屋数にして30,464室が提供されている。
新規開業予定は36施設、部屋数にして6,528室が新たに供給される見込み。
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