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米ホテル市場が長期好景気で100ヶ月連続RevPAR成長

投稿日 : 2018.07.19

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2018年6月に米ホテル産業のRevPAR(販売可能な客室1室あたりの収益)が2010年3月から100ヶ月連続で成長を記録し、米ホテル市場の長期にわたる好調さを示した。

米国ホテル市場調査会社STRによると、2008-09年のいわゆるリーマンショックの時期を経て、米国ホテル市場は2010年以降好業績を続けている。
100ヶ月にわたる連続でのRevPARの成長は、過去最長の1991年12月から2001年3月までの112ヶ月に次ぐ長さとなる。
RevPARの継続的増加の背景には、観光客とビジネス客の双方の支出増加に加えて、新規のホテル出店が抑制されていることがある。
KPIとして、OCC(客室稼働率)が66.2%、ADR(平均客室単価)がUSD128.27、RevPAR がUSD84.98となった(12ヶ月移動平均値)(1USD=113円(2018年7月時点))。
現在、米国では55,689の宿泊施設と5,250,635部屋が提供されている。(メトロエンジンリサーチによると、日本国内では45,837の宿泊施設と1,476,636部屋が提供されている。)
STRの予測では、米国ホテル市場の2018年のRevPAR成長率は2.9%、 2019年は2.4%の成長を見込んでいる。
2010年3月から2018年6月までのRevPARの平均成長率は5.8%で、成長率はやや減速してきているが予測通り2019年までRevPARの成長が続けば、112ヶ月を超えて過去最長期間を超える成長となる見込み。
複数の米国ホテルメディアが報じている。

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