眠っていたデータから新たな付加価値を
インバウンド
2017年に最も訪日客数が多かった国は3年連続で中国だった。実に735万人もの中国人が日本を訪れている。日本の観光業に与えるインパクトは大きく、中国人需要をうまく取り込めるか否かはホテル経営を考える上でも、非常に重要なファクターになっている。 2017年の訪日中国人のトレンドを検証し、ホテルの課題を考える。
2017年の訪日ロシア人は7万7,200人。絶対数は多くないが、注目したいのが伸び率である。その伸び率は、国別トップの、実に40.8%ー急増する訪日ロシア人の背景、特徴や展望を追った。
インバウンド需要を取り込むために、魅力的なプランや商品を開発しても、その存在を知らせることができなければ集客にはつながらない。効率的かつ効果的な広報戦略を考える上では、訪日外国人が日本滞在中にどのような媒体を通して日本の情報を集めているのかを知ることは非常に重要だ。観光庁の「訪日外国人消費動向調査」から、訪日外国人の情報源に迫った。
せっかく魅力的な観光資源があっても、その存在を知られないことには集客につながらない。訪日客ランキングで例年、トップを争う国の人々は何を参考に日本の情報を集め、どの媒体が最も役に立ったと感じているのだろうか。そこから分かる重要な媒体とは。
宿泊業や旅行業者にとって重要なデータのひとつに平均宿泊数がある。訪日客数トップ3の中国、韓国、台湾では平均泊数には大きな違いがあるのか。あるとすればどのようなことが要因として考えられるのか、各種データを読み解り考察した。
2017年に日本を訪れた人が多い国のトップ3は、中国、韓国、台湾といった東アジアの国々だった。これら3カ国からはどれくらいの人数が日本を訪れているのか、さらに国ごとのハイシーズン、オフシーズンなどを最新のデータから読み解いてみよう。
東京都
東京都は観光産業振興のための「PRIME観光都市・東京 東京と観光産業振興実行プラン2018」を発表した。訪日外国人客を東京に呼び込むためのさまざまな目標値と行動プランが示されている。
海外
ホテル統計データ
2018年第1四半期のアメリカのホテル業界の業績予想が、不動産コンサルティング会社や総合コンサルティング会社、報道機関などから発表された。それによると、第1四半期については好調な推移を予想している。
千葉県
成田空港が2017年暦年の空港運用状況を発表した。その中で下記7項目が過去最高値を記録した。訪日外国人観光客の増加により、成田空港の利用者数の増加が明らかになっている。
個人旅行のインバウンド(訪日外国人)は8割近くがインターネットでホテルを予約。日本政策投資銀行(DBJ)と日本交通公社(JTBF)は、訪日客の旅行時の行動に関する調査結果を発表した。宿泊ではネットでの予約が多数を占めていることが判明した。