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環境省が国立公園への訪日客誘致で官民パートナーシップー霧島錦江湾国立公園、鹿児島市ホテル出店状況

投稿日 : 2018.06.18

宮崎県

鹿児島県

インバウンド

環境省は、全国34箇所ある国立公園を訪問する外国人旅行者を1000万人とする政府目標の実現に向けて取り組みを官民で進める。前年比伸び率トップとなった霧島錦江湾国立公園と鹿児島市のホテル出店状況を合わせてレポートする。

環境省が国立公園オフィシャルパートナーシップを締結
政府は「明日の日本を支える観光ビジョン」(2016年3月)に基づき、国立公園の訪日外国人利用者数を2020年までに1000万人とする「国立公園満喫プロジェクト」を推進しており、国立公園への訪日客の誘客へ、JR東日本・西日本やJTB、日本旅行、JAL、ANAやプリンスホテルなどの宿泊施設を含めて「国立公園オフィシャルパートナーシップ」の締結を行い、官民をあげた事業を推進している。
オフィシャルパートナーは発足時の2016年11月の12社から順次拡大させ、2018年6月現在では、49社となっている。
訪日客向け旅行サイト、ボヤジン(楽天傘下)は、環境省と6月11日に国立公園オフィシャルパートナーシップを締結し同パートナーシップに基づき、外国人観光客に向けた国立公園の魅力発掘・発信への取組を加速させる。ボヤジンユーザー(主に欧米豪の個人旅行客)を現地へ送客することで、国立公園の所在する地域の活性化に向けた取組も推進する。

2017年に訪れた訪日客は約600万人で、前年比10%増
環境省の調査結果によると、全国に34カ所ある国立公園を2017年に訪れた外国人観光客は約600万人で、前年比10%増であった。特に先進的に取り組む8つの公園では、前年比29%増の約149万人で、この内、もっとも増加率が高かったのは南九州の霧島錦江湾国立公園で前年比62.7%増の12万9千人となった。

霧島錦江湾国立公園
霧島錦江湾国立公園は、鹿児島県(鹿児島市、指宿市、垂水市、霧島市、姶良市、湧水町、南大隅町)と宮崎県(都城市、小林市、えびの市、高原町)の8市3町にまたがる南九州の景勝地である。
その歴史は古く、1934年に日本で最初に国立公園に指定された「霧島地域」、1964年に追加指定された「錦江湾地域」の2地域に分かれ、2012年に屋久島地域が屋久島国立公園として独立し、姶良カルデラ相当部分の海域など約2万2千haが区域に編入され,火山景観を主要な構成要素とする国立公園として変更指定された。

鹿児島市ホテル出店状況ーシェラトンが2022年開業予定
同国立公園が所在し、管理事務所も置かれている鹿児島市のホテル出店状況は、メトロエンジンリサーチによると、現在宿泊施設が116、客室数8,957が提供されており、新設予定ホテルも3件確認された。
内、1件は、マリオットインターナショナルのシェラトンブランド「シェラトン鹿児島」で、223客室、19階建、2022年3月の開業を予定している。同ホテルが開業するとシェラトンブランドとしては日本で10軒目となる。

現在鹿児島市は、本年のNHK大河ドラマ「西郷どん」の舞台となっている影響もあり、国内の観光客への人気も高まっている。クルーズ船の来航も増加しており、国立公園への官民連携を含めた誘致の取り組みにより、観光地としての人気が内外でさらに高まりそうだ。

霧島錦江湾国立公園

出典:環境省

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