トップ > アーカイブ > 【ホテルバンク週間人気記事ランキングトップ10:2026年7月20日 – 7月26日】

【ホテルバンク週間人気記事ランキングトップ10:2026年7月20日 – 7月26日】

配信日 : 2026.07.27

“立地・運営・需要構造から読むホテル市場の実力に着目”

【ホテルバンク週間人気記事ランキングトップ10:2026年7月20日 – 7月26日】

1位 山形県の宿泊市場2026:4温泉エリアをADRで比較

山形県の宿泊市場は、ひとつの県のなかに性格の異なる価格帯が層をなして共存している点に特徴がある。標高880mの蔵王温泉、大正ロマンの街並みで知られる銀山温泉、城下町の湯宿が並ぶかみのやま温泉、そして新幹線駅を核とする山形市街——この4エリアをメトロエンジンリサーチの推定成約ADRで並べると、価格に約5倍の開きが生まれる。本稿では、この4層構造と、秋(芋煮・山寺・紅葉)と冬(樹氷・スキー)という季節二山を、公開価格データから読み解く。

2位 【取材】薪サウナと露天風呂を全室に、自然を味わう長野・上田の新拠点誕生

長野県上田市の標高975メートルに位置する「真田いずみの森」に、アウトドアホテル「Earthboat Ueda Onsen(上田温泉)」が2026年7月31日、開業する。
全12室に宿泊者自身が薪をくべるプライベートサウナと水風呂、温泉露天風呂を備え、サウナから外気浴、温浴までを客室のテラスで楽しめるのが特徴だ。隣接する人気温泉施設「十福の湯」と連携し、同じ源泉を使うほか、館内ベーカリーのパンを取り入れた朝食も提供する。
長年使われていなかった遊休地を再生し、地域の温泉資源と自然を生かした施設は、どのような構想から生まれたのか。株式会社アースボートに、開業の背景や施設づくりへの思い、今後の展望を聞いた。

3位 【取材】重要文化財に泊まる 星のや奈良監獄が描く新たな旅の形

国の重要文化財「旧奈良監獄」を保存・再生した「星のや奈良監獄」が2026年6月25日、奈良市に開業した。
1908年に竣工し、明治五大監獄のうち唯一、建物の全貌をほぼ残す旧奈良監獄。赤レンガの外壁や、中央看守所から舎房が放射状に伸びる「ハヴィランド・システム」など、近代日本の建築と行刑の歴史を伝える貴重な遺構だ。
ホテルでは旧舎房を連結し、全48室をスイートとして整備。歴史的意匠を残しながら、現代的な快適性を組み込んだ。宿泊者は併設の「奈良監獄ミュージアム by 星野リゾート」にも自由に足を運べる。旧奈良監獄をホテルとして再生するにあたり、どのような思いや工夫が込められたのか、星のや奈良監獄に話を聞いた。

4位 仙台空港400万人時代の宮城県ホテル投資余地|3階層で読む価格帯の空白

仙台空港の年間旅客数が2025年度に開港以来初めて400万人を突破し、国際線は66.1万人(前年比+27.4%)と過去最多を更新した。宮城県のホテル市場は、この「業務・交流ゲートウェイ」としての仙台都心と、秋保・作並・蔵王・鳴子といった温泉リゾート、そして松島に代表されるインバウンド周遊拠点という、性格の異なる需要層が重なり合う構造を持つ。本稿では、これら3階層をエリア別の推定成約ADR・周辺商圏・在庫消化データで定量化し、価格帯のホワイトスペース(供給の手薄な帯)を投資・開発の観点から読み解く。青森など東北の他県は既に分析事例があるが、宮城県のエリア別投資余地はこれまで体系的に整理されてこなかった。

5位 2026年アジア競技大会・愛知の宿泊需給 — 名古屋圏に広がる需要波及を読む

2026年9月19日から10月4日まで、第20回アジア競技大会が愛知・名古屋を舞台に開催される。1958年の東京、1994年の広島に続く日本開催は32年ぶり3度目で、41競技・数千人規模の選手団に加え、10月18日から24日には第5回アジアパラ競技大会も控える。会場は名古屋市内にとどまらず、豊田・岡崎・瀬戸など周辺都市にも分散する。本稿では、この二つの大会がつくる合成需要の山を、メトロエンジンリサーチの推定成約ADRと在庫消化データから定量的に読み解く。名古屋圏のレベニューマネージャーが「会場から離れた市でも単価が動くのか」を判断するための材料として整理した。

6位 不動産から運営力へ — 2026年ホテルM&Aの評価軸シフトを稼働率で読む

2026年のホテル・旅館M&Aの現場では、買い手が最も重視する評価軸が静かに、しかし決定的に移り変わっている。かつて取引価格を決めたのは立地と建物、すなわち不動産としての資産価値だった。ところが直近の案件では、「人が定着し、オペレーションが回っているか」——運営チームそのものの継続性が、資産価値と並ぶ、時にはそれを上回る評価対象になりつつある。本稿では、この評価軸のシフトを、観光庁「宿泊旅行統計調査」の業態別稼働率とメトロエンジンリサーチのOTA価格データから定量的に読み解く。

7位 大阪ADRの反動を読み解く|万博プレミアム剥落と実力トレンドの分離

2026年に入り、大阪のホテル客室単価(ADR)は前年同月比で二桁のマイナスが続いている。月刊ホテレスの2026年4月速報は「大阪の反動減が全国平均を押し下げた」と報じ、大阪のADRは前年同月比23.1ポイント減と、全国82ホテル平均を下振れさせた最大要因に挙げられた。しかしこの「反動下落」を額面どおり受け取ると、大阪ホテル市場の実力を読み誤る。本稿では、メトロエンジンリサーチの推定成約ADRを月次で用い、大阪の反動を「万博プレミアムの剥落(見せかけ)」と「中期成長トレンド(実力)」に分離する手法を提示する。結論を先に述べれば、反動下落の9割以上は万博プレミアムの剥落で説明でき、剥落後もなお大阪のADRは万博前の2024年水準を上回っている。

8位 USJ隣接・桜島の817室が示すホテル投資余地 — IHG3ブランドが埋める価格帯の空白【大阪ベイ西側】

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)に隣接する大阪市此花区・桜島に、英IHGホテルズ&リゾーツが国内最大級となる817室の大型ホテル「Osaka Sakurajima Resort」を2029年に開業する。同一建物内にインターコンチネンタル(244室)、キンプトン(246室)、ホリデイ・イン リゾート(327室)の3ブランドを重ねる、国内初のトリプルブランド案件である。本稿では、この817室が入り込む価格帯のホワイトスペースをUSJ商圏のポジショニング分析で特定し、供給パイプラインと夢洲IRとの重複、桜島立地の地理的条件を、デベロッパー・REIT投資家・ベイエリア地権者の視点から定量的に読み解く。

9位 医学会3件が動かすホテル市況 — 京都・神戸の学会需要を定量化

大型の医学会は、開催都市に数千〜1万人規模の宿泊需要を短期間に集中させる。とりわけ会場周辺のビジネスホテルは、限られた客室数のなかで数日間だけ需要が跳ね上がるため、価格と在庫の動きに明確な「学会シグナル」が現れる。本稿では、2026年秋に控える主要医学会3件——日本癌学会 学術総会(京都)、CCT(神戸)、JDDW 2026(神戸)——を対象に、会場周辺ホテルの予約進度と平日ADRプレミアムを定量化し、会場エリアの供給逼迫を読み解く。

10位 プール評価が高いホテル全国50選 ― 沖縄・都心湾岸・温泉リゾートの棲み分けを口コミで読む

ホテルのプールは、いまや「あれば嬉しい」設備から「宿選びの決め手」へと役割を変えつつある。宿泊者の口コミを解析すると、プールに言及する声が集中する施設には明確な地理的・価格的パターンが浮かび上がる。本稿では、ホテルバンク編集部が集計した宿泊者口コミをもとに、プールが高く評価されている全国50施設を抽出し、都道府県別の分布・グレード別・価格帯を読み解く。沖縄ビーチ、都心・湾岸、本州温泉リゾートという3つの類型がどう棲み分けているかを、ランキングの角度から示したい。