東急株式会社（以下、東急）および株式会社東急ホテルズ（以下、東急ホテルズ）、株式会社東急シェアリング（以下、東急シェアリング）、TKホテル準備株式会社（TKホテル準備会社）は、2023年4月1日に会社再編を行うと発表した。TKホテル準備会社は、東急ホテルズの運営機能を吸収分割、および東急シェアリングを吸収合併し、商号を「東急ホテルズ＆リゾーツ株式会社（以下、東急ホテルズ＆リゾーツ）」に変更する。
ホテル・リゾート事業のブランドラインナップも再編
東急、東急ホテルズは、ホテル・リゾート事業の経営に特化し、一体的に資産マネジメントを行う。さらに、まちづくりや都市開発に貢献するホテルを企画・開発することで、まちや地域により高い付加価値を創造する。事業展開方針や個別店舗への投資についても、検討・判断・実施を機動的に行い、事業リスクの低減や成長に向けた投資の集中、強化を図り、収益性の向上を目指すとのこと。
新たに始動する東急ホテルズ＆リゾーツは、東急ホテルズが蓄積・進化させてきたホテル運営実績を礎に、東急㈱グループの総合力を活用しながら、質の高いホテル運営力を強みに新たな運営受託店舗を獲得し、ネットワークを拡充することで成長を目指す。
また、東急ホテルズ＆リゾーツの始動にあたり、東急のホテル・リゾート事業のブランドラインナップも再編。これまでの「東急ホテル」「エクセルホテル東急」「東急ＲＥＩホテル」の各ブランドに、東急が展開し、東急シェアリングが販売・運営を受託する会員制滞在型リゾート「東急バケーションズ」ブランドが加わる。さらに、新たなブランド群として「DISTINCTIVE SELECTION」を新設し、ブランドポートフォリオを再編・拡充する。
「DISTINCTIVE SELECTION」は、唯一無二の価値を追求して一店舗ごとに個別ブランドを設定する『単独型ブランド』と、ブランド認知の拡大を企図し、複数店舗に展開する『展開型ブランド』で構成する。
東急、東急ホテルズ、東急シェアリングでは、東急のホテル・リゾート事業における会社再編、および新たなブランドラインナップの再編・拡充を行うことで、経営・運営機能の分化と特化による各機能の強化を図り、収益性の向上を目指す。
また、新たに始動する東急ホテルズ＆リゾーツは、多様なニーズに対応するとともに、ホテル経営や投資を検討する顧客に対し、幅広く柔軟なブランド選択肢を提供することで、新たな事業成長を実現するとしている。
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