日本旅館協会は、「ダイヤモンド・プリンセス」を下船した乗客が宿泊施設を利用しようとする場合、同船の乗客であったことを理由として宿泊を拒んではならないこと等の適切な対応をするよう宿泊施設に呼びかけている。
クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客は、感染が拡大することのないよう全員自室において待機し、健康観察の開始から14日目となる2月19日までの間、発熱・呼吸器症状等の症状がなく経過し、ウイルス検査で『陰性』であることが確認された乗客については、WHOにおいて健康観察の対象とすべき期間が14日間とされていること等を踏まえ、新型コロナウイルスに感染しているおそれはないことが明らかであることが厚生労働省より発表されている。
このため、日本旅館協会は下船した乗客が宿泊施設を利用しようとする場合、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客であったことを理由として宿泊を拒んではならないこととなるとして、この点十分留意するよう、呼びかけている。
また、厚労省はクルーズ船から搬出される荷物の安全性について、現在のところ、ウイルスが見つかった場所から積み出された物品との接触から人が新型コロナウイルスに感染したという疫学的情報はないとした。また、WHOも、一般的にコロナウイルスは、手紙や荷物のような物で長期間生き残ることができないとしている。
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