沖縄県名護市に本社を置く株式会社ゆがふホールディングスは、沖縄県浦添市港川に新たなランドマークとなるオフィス&ホテル複合型タワービル建設プロジェクトを始動する。竣工開業は2021年11月を予定している。
17階建高層ビル、9~17階はシティーリゾートホテル
浦添市は本島中南部の中心に位置し、マーケット・交通アクセスに恵まれた環境にある。西海岸開発事業・キャンプキンザー返還による跡地利用・モノレール延伸等により都市機能とビジネス環境・リゾート環境の融合を高次元で目指している地域。
また今年3月に開通した臨港道路浦添線により周辺の慢性的な交通渋滞が緩和され、キャンプキンザー地区においては県内最大の商業施設が建築中であり、今後の成長ポテンシャルが期待されている。
同プロジェクトは、浦添市港川地区の高台にあり開通した臨港道路浦添線と国道58号線の間に位置するアクセスに恵まれた13,900㎡の敷地に、地上17階、高さ70㍍超のオフィスとホテルの複合型タワービルを建設するもの。
1階はエントランス及び商業施設、2~8階はオフィス、9~17階はシティーリゾートホテルを配置。付帯施設として750台以上の大型駐車場と保育園、コンビニ、カフェを設けることで、オフィスワーカーにとって快適な空間を提供し、街の賑わいにも寄与していく。
同タワービルは、沖縄県内において数少ない超高層ビル建築となり、構造面や防災面における高い技術が要求される。耐震性や免震性はもちろんのこと、環境配慮にも取組み、高い機能性とグレードを併せ持つ最新の建物を目指す。
【同プロジェクト概要】
所在地:沖縄県浦添市港川地内
事業主:株式会社ゆがふホールディングス
敷地面積:13,900㎡、延床面積:約23,194㎡
階数:地上17階(予定)
付帯設備:保育園、コンビニ、カフェ、大型駐車場750台以上設置予定
竣工開業:2021年11月(予定)
沖縄県浦添市ホテル展開状況
メトロエンジンリサーチによると、沖縄本島の南西部に位置する浦添市には宿泊施設が17施設、部屋数にして103が提供されている。
同プロジェクトでは、100室を超える規模の宿泊施設が誕生することとなり、同市内の客室数が倍増することとなる。
浦添市は大規模な観光施設がないものの、浦添城跡など文化財、史跡が多く所在、てだこ(沖縄の方言で「太陽の子」)の都市と呼ばれ、かつて琉球王国の首都があったことからこう呼ばれているという。
出典:浦添市
【合わせて読みたい】
森トラスト・ヒルトンの「(仮称)沖縄瀬底プロジェクト」が着工を開始ー都道府県別の路線価上昇率トップの沖縄、国頭郡本部町のホテル出店状況