株式会社エフ・ジェイ ホテルズは、「THE BASICS FUKUOKA ザ・ベーシックス福岡」(福岡市博多区博多駅東2丁目、238室)を2020年3月1日に開業する。
約5,000冊の書物を収納したロビーライブラリー
『THE BASICS FUKUOKA』はINTELLECTUALS WORLDをコンセプトとし、ただ泊まるだけではない、ここに滞在することで福岡への旅そのものがもっと楽しくなるような、より上質な滞在を通してゲストの知的好奇心やワクワクする心を刺激する、既存のホテルにない新しい体験や世界観を提供したいと考えているという。
「BASICS~基礎・基本」を大切に本質を見極め、斬新かつ大胆、そして既成概念に囚われることない発想で、これからのホテルの「基礎・基本」となる新しいホテルを創造したいとの想いを込めたとのこと。
ネーミングは有限会社三井広告事務所(東京都墨田区)、ロゴデザインは水野図案室合同会社(長野県上田市)と作り上げた。
ロビーや客室・ラウンジ・レストラン等の館内デザインに館内を飾るアートのディレクション等はグランド ハイアット 福岡レストラン THE MARKET Fやグランドプリンスホテル 高輪、羽田空港JAL国際線のサクララウンジ等を手がけたA.N.D(東京都港区)クリエイティブ・ディレクター小坂 竜氏に委託、ポストモダニズムの巨匠マイケル・グレイヴス氏による旧ホテルの特徴のあるデザインを活かしつつも、これまでのイメージを一新する空間となった。
出典:エフ・ジェイ ホテルズ
同ホテルの最大の特徴は、約5,000冊の書物を収納したロビーライブラリー。
高さ約42メートルの吹き抜けが圧倒的なインパクトとなる円形ロビーにある12本の円柱を利用し、高さ約8メートルの書架6本を設置。
書物は客室やロビーやレストランと好みの場所で自由に読むことができる。
ライブラリー設置にあたっては株式会社編集工学研究所(東京都世田谷区)に選定・監修を得て、円形に並ぶ書架の内周棚はシーズンサイドとし、日本の伝統的な季節の移ろい「七十二侯」をモチーフに四季の繊細な美しさと文化を表現する書物をはじめ、文豪作品や全集・写真集等を収納。
外周棚はグローバルサイドとし、円形ロビーの特性を活かし実際の方角にある国・地域の名著名作を揃えた。
出典:エフ・ジェイ ホテルズ
1階フロントロビーには「Episode」または「Story」に宿泊者のみが利用できる専用ラウンジを設けた。
落ち着いたインテリアの中、大阪で絶大な人気を誇るタカムラコーヒーロースターズ(大阪市西区)より取り寄せた豆を使うコーヒーや、ビール・ワイン等アルコール類をフリーフローで愉しめる。
【同ホテル概要】
名称:THE BASICS FUKUOKA ザ・ベーシックス福岡
所在地:福岡市博多区博多駅東2-14-1、JR博多駅徒歩約7分
規模:地上13階、地下1階
室数:238室
福岡市博多区ホテル展開状況
メトロエンジンリサーチによると、福岡市博多区には宿泊施設が313、部屋数にして24,194室が提供されている。新規開業予定は11施設、部屋数にして1,888室が新たに供給される見込み。
客室数トップ10は以下の通り。
出典:メトロエンジンリサーチ
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