ジェイアール東日本都市開発は、JR秋葉原駅と御徒町駅間の高架下に集合店舗4棟、宿泊施設1棟を建設、AKI-OKAエリア一帯の開発を進める。IKIDANEは、アジアゲートホールディングスとの協業でこの宿泊施設部分の企画、内装デザイン、運用を請け負い、本年11月に29室で開業を予定する。
秋葉原~御徒町駅間の高架下再開発
出典:IKIDANE
今回の開発は、JR東日本グループが取り組んできた高架下開発の一環で、秋葉原~御徒町駅間の高架下に集合店舗4棟および、宿泊施設1棟を建設し、一帯のAKI-OKA(秋葉原~御徒町間の愛称)エリアの開発を進めることにより、既存の施設との連携を高め、秋葉原~御徒町駅間を日本のスグレモノの散歩道として賑わいの創出を目指すという計画。
JR東日本グループは、これまで “歩きたくなる高架下”として、日本のものづくりが楽しめる「2k540 AKI-OKA ARTISAN」や、日本全国の「食」の逸品を集めた商業施設「ちゃばらAKI-OKA MARCHE」、全国のラーメン有名店が揃った「御徒町らーめん横丁 AKI-OKA GOURMET」など、テーマを設けた開発を次々と進めてきた。
IKIDANEは、この区画内に新たに建設する一棟の宿泊施設の企画から、内装のデザイン、運用などを請け負う。不動産投資事業を展開するアジアゲートホールディングスとの協業で、国内外の観光客、および近隣ワーカー等をターゲットに価格帯を抑えつつも居心地の良い宿泊施設を提供する。
ホテルのコンセプトは「アーバンロハス」
秋葉原の電気街には、家電量販店やメイド喫茶、アニメやフィギュアなど、日本独自のサブカルチャーを扱う店が立ち並び、国内外の多くの観光客で賑わっている。
多種多様な店舗とコンテンツがひしめくこの街に訪れた人が求めるホテルとは、ゆったりとした休息がとれる安らぎのホテルであると考え、ホテルのコンセプトを「アーバン(都会の)ロハス」として企画したという。
観光や仕事で溜まった疲れをリセットできるよう、客室は自然の要素を取り入れながらアースカラーをベースとし、都会的でクールなエッセンスを取り入れた部屋に仕上げる。
通常のダブルタイプに加え、大人数部屋を多数用意し、ファミリー層にも対応。高架下という限られた空間の中を有効活用した内装デザインが特徴。
出典:IKIDANE
また、カジュアルでリーズナブルなカフェ・バーも併設。時間の無いビシネスマンや観光客の小腹を満たすにはぴったりの軽食を提供。宿泊客はもちろん、一般客も利用可能。
出典:IKIDANE
東京都台東区ホテル展開状況
メトロエンジンリサーチによると、台東区には宿泊施設が390、部屋数にして22,167室が提供されている。
新規開業予定は53施設、部屋数にして4,654室が新たに供給される見込み。
新規開業予定マップは以下の通り。
(赤下線が同施設)
出典:メトロエンジンリサーチ
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