星野リゾートは、山口県・長門湯本温泉に「星野リゾート 界 長門」(40室)を2020年3月12日に開業する。山口県長門市ホテル展開状況と合わせてお送りする。
武家文化を生かした「御茶屋屋敷」
同社は、2016年1月に長門市より「長門湯本温泉マスタープラン」の策定を受託した。そして、2016年8月にはこのマスタープランをもとに策定された「長門湯本温泉観光まちづくり計画」を発表し、「界 長門」の進出を含め、温泉街そぞろ歩きをコンセプトに地域・民間・公共が連携し、温泉街再生に向けた取り組みを進めている。
この度、この取り組みの1つとして「界 長門」に界ブランド初の宿泊者以外が利用できる「あけぼのカフェ」が併設される。このカフェでは、温泉街をそぞろ歩きする時に食べられる「どらやき」を販売。
出典:星野リゾート
「界」は、星野リゾートが全国に展開する温泉旅館ブランド。「王道なのに、あたらしい。」をテーマに、和の趣や伝統を生かしながら現代のニーズに合わせたおもてなしを追求。また、その地域の伝統文化や工芸を体験する「ご当地楽(ごとうちがく)」や、地域の文化に触れる客室「ご当地部屋」が特徴。
界ブランドの16施設目となる「界 長門」は、山口県北部の山に囲まれた川沿いの温泉地、長門湯本温泉の中心を流れる音信川(おとずれがわ)にかかる曙橋のたもとに位置。
山口県に古くから続く「御茶屋屋敷」をテーマとし、ご当地の豊かな文化をたっぷりと体験できる宿を目指すという。
ロビーや客室は武家文化を生かした設えに、ご当地楽にはこのエリアの特徴でもある赤土から作られた赤間硯を使用する。
出典:星野リゾート
イカ、地域ならではの旬の素材
また、プライベートが保てる半個室の食事処で、地域ならではの旬の素材をいかした会席料理を、意匠を凝らした器とともに楽しめる。山口県はイカの摂取量が全国第二位を誇り、甘みが強く肉厚で柔らかい活イカを先付やお造りで提供する。
また、酢の物・八寸・お造りを一緒に盛り合わせた華やかな宝楽盛りには、萩焼の器と桶を使い意匠を凝らして仕上げる。
出典:星野リゾート
【同施設 概要】
所在地:山口県長門市深川湯本2229-1
客室数:全40室(本館30室 別館10室)*別館は全室露天風呂付き
付帯設備:ロビー、食事処、トラベルライブラリー、ショップ、湯上がり処、あけぼのカフェ
大浴場(男女別、露天風呂各1、内風呂各2)
料金:1泊 22,000円~(2名1室利用時1名あたり、サービス料込・税別、夕朝食付)
アクセス:JR新山口駅より車で約60分、山口宇部空港より車で約90分
出典:星野リゾート
山口県長門市ホテル展開状況
メトロエンジンリサーチによると、山口県長門市には宿泊施設が61、部屋数にして1,068室が提供されている。
温泉地として有名な同市内には100室以下の中小規模の旅館が数多く展開しており、客室数で旅館が約7割を占める。
数施設のキャンプ場などの他に、ビジネスホテルはほとんど展開が見られないエリア。
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