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国交省、訪日客のさらなる増加へ空港のハンドリング体制強化

投稿日 : 2020.02.03

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インバウンド

国土交通省は訪日外国人旅行者数4,000万人、6,000万人の受け入れに向け、訪日外国人旅行者の主なゲートウェイとなる空港におけるハンドリング体制の強化・拡充を目指し、「人材の確保、教育の強化」「資機材の共通化等による生産性の向上」「業界の構造改善」を柱とする対応策をとりまとめた。

出典:国交省

グランドハンドリングは、航空機が空港に到着してから出発するまでの限られた時間内で行われる、航空機の航行に欠かせない作業の総称。その内容は航空機の誘導や客室の整備、旅客の案内、手荷物・貨物の搭降載、燃料の給油など、多岐にわたる。

今般策定したグランドハンドリング・アクションプランは、「人材不足」と「事業者間の連携欠如」というグランドハンドリングに係る2つの大きな課題について、対応策をとりまとめたものであり、以下の3つを柱としている。

<3つの柱>
1.人材確保、教育の強化(例:外国人材の受入、離職率低下に向けた取組)
2.資機材の共通化等による生産性の向上(例:資機材共有化スキームの構築に向けた検討)
3.グランドハンドリング業界の構造改善(例:空港管理者等とグラハン各社との連携強化)

とりわけて、5年間の外国人材の受入数(2019年~2023年)に関して、特定技能制度 2000人、技能実習制度その他 2000人により、4,000人受入をKPIとしている。

また、業務の効率化・省人化(2019年~2023年)について1人あたりの生産性10%向上を目指す。

このアクションプランに基づき、グランドハンドリング事業者、空港会社、航空局等の関係者が一丸となり、系列を超えた体制強化とさらなる能力向上の実現に取り組んでいくという。

出典:国交省

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