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秋田・鹿角「鹿角パークホテル」新型コロナ関連倒産

投稿日 : 2020.05.07

秋田県

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(株)鹿角パークホテル(資本金3000万円、秋田県鹿角市花輪字堰向30-1、従業員36名)は、5月1日に事業を停止し、事後処理を弁護士に一任、自己破産申請の準備に入った。TDBが報じた。

同社は鹿角パークホテル(秋田県鹿角市花輪堰向30-1、客室数 37室)を運営していた。

1980年3月に設立。鹿角市花輪地区では宴会場を備えたシティホテルとして最大級の規模を誇り、宿泊のほか、各種会合、披露宴など幅広い需要に対応し、地元住民に親しまれ、ピーク時の95年12月期には年売上高約7億円を計上していた。

しかし、その後は地区の人口減少や同業ホテルとの競合などで売り上げは長期減少傾向が続き、2019年12月期の年売上高は約2億円まで減少していた。業績の悪化からスポンサー企業を探すなどして事業存続を模索していたものの、今年に入り新型コロナウイルスの感染拡大の影響で宴会や宿泊のキャンセルが相次ぎ、今年4月の売り上げが前年同月の20%にとどまるなど売り上げ回復の見込みが立たず、資金繰りも限界に達して今回の事態となった。

負債は債権者90名に対し約5億円。

秋田県では初の新型コロナ関連倒産となった。

メトロエンジンリサーチによると、秋田県鹿角市には宿泊施設が33、部屋数にして838室が提供されている。

旅館が19施設と多く展開しているエリア。

同ホテルは同市内で唯一のシティホテルだった。

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