ホテル特化型メディア

眠っていたデータから新たな付加価値を

トップ > インバウンド > 笹川総研、中国セレス、Nutsが中国人訪日医療ツーリズム開始

笹川総研、中国セレス、Nutsが中国人訪日医療ツーリズム開始

投稿日 : 2019.11.27

指定なし

インバウンド

中国最大の富裕層会員組織を保有するセレス社と、国際的な事業コンサルテーションを行う笹川総研、そして加藤友朗医師が医療監修最高責任者を務める「ヴィデビムスクリニック」の会員クラブを運営するNutsの3社が、中国から日本への医療ツーリズム分野で事業提携することを発表した。

中国からの訪日医療ツーリズム事業で3社が連携

今般締結した包括的業務契約を基軸に、その第一弾として、新規である南青山クリニックへ出資。

また、上海に拠点を置くセレス社の懸念事項という現段階での医療ツーリズム待ちの人々をこれ以上増やさないためにも、迅速に第二、第三の新規クリニック開業へ出資するという。

なお出資金額については、笹川総研の西原代表によれば「出資金の上限は一切設けていない。元々セレスとの共同ファンドを、800億円で合意形成しているので、こちらの数字がひとつの目安になると思います。」とのこと。

セレス社は国の土地の払い下げの扱いや、機械工業技術、AIにはじまる最新鋭の機器も手掛けており、医療機器も含めて、幅広い事業を展開。すでに保有している約3000名の富裕層顧客にすみやかにサービスを提供する必要もあり、2020年1月中に100名の会員、年間約2000名程度の入会を見込んでいるという。

セレス社の仲CEOは、「最先端の医療サービスや高いサービス精神を持つ日本のクリニックをパートナーに選定できたことにより、今後中国の富裕層を安心して日本に送り出しできる」と述べ、「この医療ツアーを通して日中の架け橋にもなりたい」と意気込みを語った。

また、Nuts社の森田社長は、「コロンビア大学外科教授であり、多臓器移植の世界的権威を持つ加藤友朗医師監修のもと、世界最高水準の医療サービスを提供するべく2019年5月に開業したヴィデビムスクリニックが、中国人の方の医療ツーリズム先として選ばれたことを光栄だ」と述べた。

【合わせて読みたい】

挙式・披露宴の企画・運営のエスクリ、医療ツーリズム参入

変なホテル東京 赤坂・浜松町に「AIロボ院」併設開院

厚労省・観光庁「外国人患者を受け入れる医療機関リスト」

観光庁、訪日外国人旅行者の医療に関する実態調査

訪日観光客向け医療観光サービスの輝陽、提携病院を拡充

関連記事