パシフィコ横浜は、2013年度から段階的に実施している施設の①老朽化対策、②競争力強化を目的とした中長期大規模改修に係る資金を「SDGsソーシャルローン」にて調達した。MICE施設を資金使途とした「SDGsソーシャルローン」の調達は、国内初。
三井住友銀行によれば、SDGsローンは、資金使途を、環境や社会課題の解決に資する事業に特定したローン。
社会面に配慮した事業への用途に限定した「ソーシャルローン」、資金使途を環境面に配慮した事業への用途に限定した「グリーンローン」、及び環境・社会面の双方に配慮した事業への用途に限定した「サステナビリティローン」がある。
パシフィコ横浜は1991年の開業以来、横浜・神奈川のMICE拠点として、これまで国際会議や学会をはじめとする数多くの会議や展示会、イベント等を開催しており、地域経済を牽引する産業インフラとしての役割のみならず、社会インフラとしての役割も果たしてきたという。
今回の資金調達にあたっては、MICE施設の運営という事業を通じて持続可能な環境実現を行っており、明確な社会的成果を生み出すものとして第三者機関(株式会社格付投資情報センター)より評価を受けている。
また、借り換えによる利子の減額により、2030年まで実施する中長期改修の原資として、大きく役立てることができるとのこと。
[資金調達の概要]
(1) 契約締結日 2020年2月18日
(2) アレンジャー/エージェント 株式会社三井住友銀行・株式会社横浜銀行/株式会社三井住友銀行
(3) 借入金額 41.5億円
(4) 借入期間 7.5年間(2020年2月20日~2027年11月20日)
(5) 資金使途 パシフィコ横浜各施設の中長期大規模改修
(6) 貸出人(五十音順)
株式会社神奈川銀行、株式会社三井住友銀行、三井住友信託銀行株式会社、株式会社三菱UFJ銀行、株式会社横浜銀行、横浜信用金庫、株式会社りそな銀行
【合わせて読みたい】