三菱地所株式会社と株式会社サイバーエージェントは、人手不足時代の到来やインバウンドの増加を見据えた接客現場でのロボット活用について、ロボットならではのコミュニケーションの可能性を検証する接客対応の実証実験を共同で実施する。
商業・宿泊施設での活用を検証、第1弾サンシャインシティ
出典:三菱地所
第1弾として、コミュニケーションロボット「Sota®(ソータ)」(ヴイストン株式会社)を活用した実証実験を、三菱地所グループの複合施設「サンシャインシティ(東京・池袋)」にて本日4月8日より開始した。
商業施設の案内所に「Sota®(ソータ)」2体を設置。センサーと連動しており、人が近づいた際にそれぞれ声掛け・案内と別の役割で発話し、顧客に対して施設の案内を行う。日本語・英語・中国語の対応が可能。
案内を担当するロボットが、タッチパネル式ディスプレイでの表示を発話やモーションを交えながら案内することで、案内所にいる顧客の満足度合いや、声かけを担当するロボットの設置有無による案内を担当するロボットの利用率の差など、賑わいのある商業施設内で顧客に対しストレスのない案内を出来ることを検証する。
第2弾では、6月7日より、同じくコミュニケーションロボットである「RoBoHoN(ロボホン)」(シャープ株式会社)と「Pepper(ペッパー)」(ソフトロボティクス株式会社)を、三菱地所グループのロイヤルパークホテルズアンドリゾーツが運営するホテル「ザ ロイヤルパーク キャンバス 大阪北浜」に設置。
「従業員が行っている顧客対応の一部をロボットが代替することによる、より一層充実した案内体制構築の実現」および、「ロボットの対話や振る舞い方など、ロボットが人間に対する最も効果的なコミュニケーションの形」を検証する。
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