阪神電気鉄道と台湾の桃園メトロでは、このたび相互連携協定を締結。両社の観光資源を活かし、日本台湾間の相互送客に取り組む。
阪神電気鉄道と桃園メトロは、共に沿線に様々な観光地を有しており、沿線には、人気球団が本拠地とする野球場があり、観客の輸送を行っているという共通点があることから、両社が連携することで新たな相互送客の実現を目指す。
特に阪神電気鉄道は、2016年から阪神甲子園球場において、阪神タイガースが主催するプロ野球の公式戦のうち一部の試合を「台湾デー」として開催し、そこで台湾グルメの提供や台湾に関する特別イベントを実施してきたことで、台湾観光局から「2018台湾観光貢献賞」を授与されるなど、台湾に向けた施策に注力してきた。
今後、より多くの台湾の人々に阪神沿線を訪れてもらい、また阪神沿線から台湾を訪れてもらえるよう、連携して相互送客に取り組むことで、日本台湾間の観光振興、交流人口の増加に貢献し、ひいては両社の持続的な発展を実現していきたい考え。
相互連携協定締結を機に、阪神沿線の魅力を伝える車両ラッピング、デジタルサイネージ、看板広告などのプロモーションを桃園メトロ線の駅、車両で展開する。
出典:阪神電気鉄道
桃園メトロは、台湾最大の都市の中心地である台北駅から桃園国際空港を経由し、桃園市内の環北駅までの53kmの路線を営業している鉄道事業者で、2017年3月2日に開通。営業駅数は21で、今後2駅の開業を予定している。
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