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2024年8月最新!横浜市の新規開業施設を徹底解説

投稿日 : 2024.08.16

神奈川県

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横浜市の新規開業施設分布

メトロエンジンリサーチによると、横浜市の新規開業施設の分布は以下の通り。

出典:メトロエンジンリサーチ

出典:メトロエンジンリサーチ

横浜市の新規開業施設のキーワードは「再開発プロジェクト・大型複合施設」

横浜市の新規開業施設は中区・西区(みなとみらい)に集中しており、再開発プロジェクトに絡めた大型複合施設の開業予定が目立っている。

(仮称) みなとみらい21中央地区60・61街区開発事業(Linkage Terrace)」は、横浜市有地の面積は2万3131.72㎡の大規模用地にオフィス、ホテル、ミュージアム、商業施設、専門学校からなる複合施設「Linkage Terrace」を建設予定。

「(仮称)横浜フォーシーズンズ・ホテル&リゾーツ」は、「みなとみらい21中央地区62街区」の再開発による地上14階、地下2階で構成される新しい複合施設を開業する予定となっている。

 

施設名 部屋数(推定) 竣工
開業予定日

(仮称) みなとみらい21中央地区60・61街区開発事業(Linkage Terrace)

430 2029年

(仮称) 横浜フォーシーズンズ・ホテル&リゾーツ

338 2026年3月

OMO7横浜 by 星野リゾート

280 2026年春

コンラッド横浜

272 2027年5月

(仮称) THE GATE HOTEL 横浜by HULIC(スターホテル横浜跡地開発計画)

110 室 2024年11月30日

出典:メトロエンジンリサーチ

横浜市の新規開業施設を一部紹介

(仮称) みなとみらい21中央地区60・61街区開発事業(Linkage Terrace)

(仮称) みなとみらい21中央地区60・61街区開発事業(Linkage Terrace)は、賃貸オフィス、ホテル、ミュージアム、商業施設からなる東棟と、専門学校校舎の西棟の2棟の建設を予定する大型複合施設。東棟は地上27階地下1階建て、延べ床面積12万9325㎡の規模となっており、商業施設を1~2階に、ミュージアムを1~7階に、賃貸オフィスを4階~21階に、ホテルを6~27階に配置する予定だ。西棟は地上13階地下1階建て、延べ床面積2万5835㎡の規模を予定している。

 

(仮称) 横浜フォーシーズンズ・ホテル&リゾーツ

(仮称) 横浜フォーシーズンズ・ホテル&リゾーツは、「みなとみらい21中央地区62街区」の再開発による地上14階、地下2階で構成される新しい複合施設。下層階には水族館、レストラン・物販の店舗を新設し、上層部には客室だけでなく、スパやプール、フィットネスルームも設けられる。特に、エリア初の水族館は、最新デジタル技術と本物の海洋生物が融合した、新しい体験を訪れたゲストに提供することを目指している。

 

OMO7横浜 by 星野リゾート

OMO7横浜 by 星野リゾートは、8階建ての旧市庁舎行政棟を保存活用したカフェ・レストランなどを備えた都市のランドマークとなるフルサービスホテル。「横浜市旧市庁舎街区活用事業」において「OMO(おも) by 星野リゾート」は、ホテル運営を担当しOMOブランドとして初の横浜進出となる。地元の人々に愛されてきた街と、観光スポットがそろうベイエリアの間で横浜の魅力を再発見する滞在を提案する予定だ。

横浜市に再開発を絡めた大規模複合施設が計画される背景

横浜市で現在進行中の再開発プロジェクトに絡めた大規模複合施設の計画背景には、地域経済の活性化と都市の国際競争力向上が重要な要素として挙げられる。隣接する東京都が日本最大の観光都市であることは周知の事実であり、横浜市もまた非常に人気の高い観光地としてその地位を確立しており、特に「横浜ランドマークタワー」や「山下公園」などのスポットは、多くの訪日外国人が訪れている。

一方で、近年のインバウンド需要の増加に伴い、横浜市も「オーバーツーリズム」の問題に直面している。経済の活性化への期待する声が高まる一方で、観光客の急増による、地域住民の生活への影響が懸念されてきている。より多くの旅行者を歓迎する一方で、地域住民からの反発も予想されるため、このバランスを取ることが喫緊の課題となってきている。

このような状況の中で、横浜市の再開発プロジェクトは、オーバーツーリズムの緩和を図る一つの回答になりそうだ。新たな大規模複合施設の開発は、既存の人気スポットに集中していた外国人旅行者の流れを分散させ、観光の一極集中を避けることが期待されている。また、国際的なホテルブランドを誘致することで、横浜市をより一層国際的な観光地として認知させ、都市の魅力を高める可能性までを秘めている。

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