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青森・国際ホテルが新型コロナ関連倒産

投稿日 : 2020.05.27

青森県

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青森国際ホテル(青森市新町1-6-18、67室)を運営する(株)国際ホテル(青森市新町1-6-18、設立2011年7月、資本金500万円)は5月25日、青森地裁に破産を申請した。負債総額は約16億円。

1938年創業の(株)国際ホテルが前身。同社は青森駅にほど近い恵まれた立地で国際ホテルを運営し、ブライダル、宿泊施設に加え、レストランとしても人気を集め、2001年3月期には約16億円の売上高を計上していた。

しかし、同業他社との競合激化、さらには冠婚葬祭の簡素化により業況が悪化し、建物改装による借入金も負担となっていた。

このため、会社分割により2011年7月、同社を設立し事業を移管。旧:国際ホテルは(株)MS商事に商号を変更し、2011年11月に特別清算開始決定を受けた。

その後、同社は債務を圧縮し再建を図ってきたが、2020年に入り新型コロナ感染拡大により宴会や宿泊のキャンセルが相次ぎ、2020年3月と4月の売上が激減。緊急事態宣言の全国拡大に伴い、ホテルも4月21日より全館休業していたが、運転資金を確保できず資金繰りが急速に悪化し、事業継続が困難となった。

同ホテルは青森市内では高い知名度を誇り、客室総数は67室(シングル40室、ツイン20室、ダブル5室、和室1室、スイート1室)、宴会・レストラン部門を主体とする事業展開であった。2013年3月期に約9億円あった売上も、2020年3月期においては約7億円まで落ち込んでいたという。

ホテルは現在休業中だが、同社は建物と土地について、5月20日に「ホテル城ケ倉」(青森県青森市荒川八甲田山中、31室)や蔦温泉を運営する城ケ倉観光(青森市)と売買契約を締結。城ケ倉観光はレストランや宴会場、ホテルとして活用する方針を示しているという。再開時期は未定。

TSRTDB、現地メディア(東奥日報)が報じた。

メトロエンジンリサーチによると、青森県青森市には宿泊施設が82、部屋数にして4,862室が提供されている。新規開業予定も2施設、303室が新たに供給される見込み。

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