由布市(由布院温泉エリアを含む)の旅館で、10月三連休(10月10日〜12日)の予約進捗に明確な「谷」が出ている。同じ施設集合(N=99施設・1,181室)で見た推定OCC(OTA掲載在庫ベース)は、宿泊日の15日前時点で初日10月10日(土)が96.4%、中日10月11日(日)が92.0%に対し、最終日10月12日(月・祝)は80.1%。初日との差は16.3ptで、祝日でありながら同じ残り日数の10月の平日(月・火)と同じ帯域にとどまる。掲載在庫が確認できない施設の割合(完売施設率・推定)も、直近観測で10月10日72.7%に対して10月12日は35.4%と半分以下だ。本記事では、宿泊日の45日前・30日前・直前の3定点でこの谷の形成過程を読み、T-45/T-30/T-14の実務手順に落とし込む。
対象: 大分県由布市の旅館 N=99施設(1,181室)。比較対象として大分県全体の旅館 N=230〜231施設、大分県のリゾートホテル N=32施設。本記事の価格指標は推定成約ADR(OTA等の販売データから推定される成約価格水準・税抜相当)、稼働率はOTA掲載在庫ベースの推定値。いずれも定義は記事末尾。データ時点: 2026年9月28日。
- — 16.3pt — 由布市の旅館(N=99施設・1,181室)の推定OCCは15日前時点で初日10月10日(土)96.4%、最終日10月12日(月・祝)80.1%。最終日は同じ残り日数の10月の月曜・火曜と同じ帯域にある。
- — 差は初動でつく — 45日前→30日前の上積みは初日+10.9pt・最終日+7.4pt。30日前→15日前は+8.8pt・+9.9ptとほぼ同じで、直前の失速ではない。
- — 県内では浅い谷 — 30日前時点の初日と最終日の差は由布市・旅館17.4ptに対し、大分県全体の旅館21.8pt、大分県のリゾートホテル25.5pt。
- — 広く浅い谷 — 10月12日は残り枠50%超の施設が80施設中19施設(23.8%)、残り枠の中央値25.0%(2026年9月28日時点)。多くの施設が同じ日に在庫を抱える。
- — 単価を崩さない — 由布市・旅館の推定成約ADRは2025年10月確定24,686円(前年同月比+10.0%)で秋冬の高単価期の入口。連泊条件・1泊利用の受け皿・滞在価値で埋める設計が前提になる。
三連休3日間のブッキングカーブ — 最終日だけが平日の軌道を走る
下のチャートは、由布市の旅館(N=99施設・1,181室)について、10月三連休の3日間と、その1週前の土曜日である10月3日の推定OCC(OTA掲載在庫ベース)を、宿泊日の45日前から直近観測(9月27日観測分)まで重ねたものだ。
初日の10月10日(土)は45日前の時点で76.7%と、10月の宿泊日の中で最も高い位置からスタートし、30日前に87.6%、15日前に96.4%まで積み上がった。中日の10月11日(日)も71.8%→81.0%→92.0%と初日を数ポイント遅れで追っている。これに対し最終日の10月12日(月・祝)は62.8%→70.2%→80.1%。45日前の時点で初日と13.9pt離れていた差は、30日前には17.4ptへ広がり、15日前でも16.3ptと大きくは縮んでいない。
出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成(由布市・旅館 N=99施設/1,181室。主要予約サイト掲載ベース)
注目したいのは、最終日の上積みペースそのものは初日と大差がない点だ。30日前から15日前までの上積み幅は、10月10日が+8.8pt、10月11日が+11.0pt、10月12日が+9.9pt。最終日の谷は「直前に売れていない」ことよりも、45日前から30日前までの初動で差がついたことに起因している。この区間の上積みは10月10日が+10.9ptに対し10月12日は+7.4ptで、ここで開いた差が現在まで持ち越されている。
同じ残り日数で平日と比べると、最終日の位置づけがよりはっきりする。30日前時点の推定OCCは、10月12日(月・祝)が70.2%、翌日の10月13日(火)が73.7%、翌週の10月19日(月)が77.5%、前週の10月5日(月)が67.2%。16日前時点では10月12日が80.9%、10月13日が82.5%、10月5日が77.0%だった。祝日の夜でありながら、翌日が平日となる最終日の宿泊需要は、市場全体では「平日並み」として動いている。
| 宿泊日 | 45日前 | 30日前 | 16日前 | 45日前→16日前の上積み | 直近観測(残り日数) | 完売施設率(直近) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 10月3日(土) | 62.9% | 71.5% | 78.0% | +15.1pt | 82.0%(6日前) | 36.4% |
| 10月5日(月) | 59.2% | 67.2% | 77.0% | +17.8pt | 79.5%(8日前) | 38.4% |
| 10月10日(土) | 76.7% | 87.6% | 95.5% | +18.8pt | 96.2%(13日前) | 72.7% |
| 10月11日(日) | 71.8% | 81.0% | 92.5% | +20.7pt | 92.5%(14日前) | 59.6% |
| 10月12日(月・祝) | 62.8% | 70.2% | 80.9% | +18.1pt | 80.1%(15日前) | 35.4% |
| 10月13日(火) | 66.0% | 73.7% | 82.5% | +16.5pt | 82.5%(16日前) | 47.5% |
出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成(由布市・旅館 N=99施設/1,181室。推定OCC=OTA掲載在庫ベース。完売施設率=OTA等で掲載在庫が確認できない施設の割合・推定。直近観測は2026年9月27日)
表の上積み幅を見ると、10月12日の+18.1ptは平日の10月5日(+17.8pt)とほぼ同じだ。三連休の初日・中日は45日前の時点ですでに高い位置にあり、そこからさらに積み上がっているのに対し、最終日は「平日と同じ出発点から、平日と同じペースで」伸びている。谷を埋める打ち手は、この出発点の差をどう縮めるか、という問いに置き換えられる。
大分県全体・リゾートホテルとの比較 — 由布市旅館の谷は相対的に浅い
同じ三連休を大分県全体の旅館(N=230〜231施設・約3,660室)と大分県のリゾートホテル(N=32施設・1,492室)で見ると、最終日の谷は由布市の旅館よりもむしろ深い。30日前時点の初日と最終日の差は、由布市の旅館が17.4ptに対し、大分県全体の旅館は21.8pt、リゾートホテルは25.5ptに達する。
| 対象 | N(施設/室) | 10/10 45日前 | 10/10 30日前 | 10/10 直近(13日前) | 10/12 45日前 | 10/12 30日前 | 10/12 直近(15日前) | 30日前の差 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 由布市・旅館 | 99/1,181 | 76.7% | 87.6% | 96.2% | 62.8% | 70.2% | 80.1% | 17.4pt |
| 大分県・旅館 | 231/3,664(10/12は230/3,659) | 77.3% | 87.4% | 95.7% | 58.2% | 65.6% | 77.9% | 21.8pt |
| 大分県・リゾートホテル | 32/1,492 | 79.6% | 86.9% | 91.6% | 53.2% | 61.4% | 74.3% | 25.5pt |
出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成(推定OCC=OTA掲載在庫ベース。主要予約サイト掲載ベース。直近観測は2026年9月27日)
初日の水準は3つの母集団でほぼ横並び(直近でいずれも90%台)で、差が出ているのは最終日の側だ。由布市の旅館は最終日の45日前時点で62.8%と、県全体の旅館(58.2%)やリゾートホテル(53.2%)より高い位置から積み上げている。リゾートホテルは最終日の45日前時点が低く、その後の上積みで追いかける形だ。由布市の旅館にとって最終日は「県内で比べれば相対的に埋まっている」日でもあり、値崩れで取りに行くよりも、条件設計で受け皿を広げる方向の打ち手が検討しやすい局面といえる。県内18市町村の単価階層と供給量の全体像は、大分県ホテル投資マップ2026で整理している。
施設ごとの残り枠 — 最終日は4施設に1施設が半分以上を残す
エリア合計の推定OCCだけでは、「一部の施設が大きく残している」のか「多くの施設が少しずつ残している」のかが分からない。そこで、総客室の30%以上をOTA等に掲載した実績のある由布市の旅館を対象に、9月28日時点の残り枠(観測期間中の最大掲載数に対する現在の掲載数の割合)の分布を三連休の3日間で比べた。
出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成(由布市・旅館。総客室の30%以上を掲載した実績のある施設。10/10 N=64施設・590室、10/11 N=75施設・736室、10/12 N=80施設・817室。2026年9月28日時点)
| 宿泊日 | N(施設) | 残り枠なし | 残り枠 1〜25% | 残り枠 26〜50% | 残り枠 50%超 | 残り枠の中央値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 10月10日(土) | 64 | 37施設(57.8%) | 21施設(32.8%) | 4施設(6.3%) | 2施設(3.1%) | 0.0% |
| 10月11日(日) | 75 | 32施設(42.7%) | 32施設(42.7%) | 7施設(9.3%) | 4施設(5.3%) | 7.7% |
| 10月12日(月・祝) | 80 | 17施設(21.3%) | 24施設(30.0%) | 20施設(25.0%) | 19施設(23.8%) | 25.0% |
出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成(残り枠=観測期間中の最大掲載数に対する現在の掲載数の割合。施設は匿名集計)
10月10日は過半の施設で残り枠がなく、中央値も0.0%。10月12日は残り枠なしが21.3%にとどまり、残り枠が半分を超える施設が19施設(23.8%)ある。最終日の谷は一部の施設に偏った現象ではなく、多くの施設が「少しずつ〜半分程度」を抱えている広い谷だ。個々の施設から見れば、同じ日に同じような在庫を抱える競合が市内に多いことを意味し、価格だけで差をつけるより、1泊需要の受け皿や滞在価値の設計で選ばれる理由をつくる方が、単価を守りながら埋める道筋になりやすい。
参考までに、直前の9月の連休(9月19日〜23日)の結果を、同じ由布市の旅館(N=100〜101施設)の宿泊前日時点の推定OCCで確認しておく。9月19日(土)98.6%、20日(日)100.0%、21日(月・祝)100.0%、22日(火・休)99.2%に対し、翌日が平日となる最終日の9月23日(水・祝)は89.9%で、連休明けの9月24日(木)91.0%、25日(金)89.8%と同水準だった。連休の最終日が平日並みの着地になる形は、9月の連休でもすでに現れている。同じ10月三連休で祝日の最終日に谷ができる構造は、静岡・伊豆熱海の10月三連休の分析でも確認できる。
推定成約ADRで見る10月の位置づけ — 秋から年末にかけて単価が上がる季節形状
価格面は月次の推定成約ADRで確認する。由布市の旅館(N=117〜129施設、月により異なる)の推定成約ADRは、確定値で2024年10月が22,400円(N=123)、2025年10月が24,700円(N=120)で、前年同月比+10.0%。2025年は10月から12月にかけて24,700円、26,000円、27,200円と、年内で最も高い価格帯に入っている。10月は紅葉期の入口として、秋冬の高単価シーズンが始まる月にあたる。紅葉シーズンの温泉地旅館の価格を箱根・草津と並べた比較は、秋の温泉地・旅館価格2026も参考になる。
出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成(由布市・旅館。推定成約ADR・税抜相当。実線=確定値、点線=現時点の販売状況に基づく推定)
| 対象月 | 推定成約ADR(由布市・旅館) | N | 区分 | 前年同月比 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年10月 | 22,439円 | 123 | 確定 | — |
| 2025年10月 | 24,686円 | 120 | 確定 | +10.0% |
| 2026年8月 | 22,574円 | 128 | 確定(直近の確定月) | −5.0% |
| 2026年10月 | 24,918円 | 128 | 現時点の販売状況に基づく推定 | 確定値との単純比較は月末の確定を待つ |
| (参考)大分県・旅館 2025年10月 | 18,082円 | 301 | 確定 | — |
出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成(カテゴリ=旅館。推定成約ADRは税抜相当・月次)
2026年10月の推定成約ADRは、現時点の販売状況に基づく推定で24,900円(N=128)。これは今後の販売で変動し得る値で、前年の確定値との単純比較は月末の確定を待つ必要がある。直近の確定月である2026年8月は22,600円(N=128)で、前年同月比−5.0%だった。一方で2026年1〜2月は前年同月比+7.9%、+13.6%と上振れており、年内でも月によって前年との位置関係が入れ替わっている。10月の着地をどう読むかは、月末の確定値を待って判断したい。
なお、推定成約ADRは月次の指標であり、三連休の各日や曜日ごとの価格水準を示すものではない。本記事では日別の分析を推定OCC(OTA掲載在庫ベース)に限り、価格は「月として、秋冬の高単価期の入口に位置する」という季節形状の把握にとどめている。由布市の旅館の10月の推定成約ADRは、大分県全体の旅館(2025年10月確定値18,100円・N=301)を大きく上回る水準にあり、最終日の谷を埋める際にも、この単価帯を崩さない設計が前提になる。
由布市の旅館を運営するレベニューマネージャーへ — 三連休最終日の谷を埋める示唆とアクションプラン
インサイト1:谷は「初動の差」でできている。最終日の上積みペースは初日と大差がなく、差が開いたのは45日前から30日前の区間だった(初日+10.9pt、最終日+7.4pt)。自館の10月12日の予約ペースを振り返るときは、直前の売れ行きより先に、45日前から30日前にかけて最終日単独の在庫にどれだけ問い合わせや予約が入ったかを確認したい。ここが平日並みなら、市場と同じ構造の谷を自館も抱えている可能性が高い。
インサイト2:最終日は「祝日」ではなく「平日」として売れている。同じ残り日数で比べると、10月12日の推定OCCは10月の月曜・火曜と同じ帯域にある。自館の料金カレンダーや販売条件で、最終日を初日・中日と同じ「連休扱い」にしている場合、需要側の見え方とのずれが生じている可能性がある。平日向けの販売条件(1泊利用・単泊プラン)を最終日にも適用できるかを点検する余地がある。
インサイト3:谷は広く浅い。10月12日は残り枠が半分を超える施設が19施設(23.8%)ある一方、残り枠1〜50%の施設も合わせて44施設ある。市内の多くの施設が同じ日に在庫を抱えているため、値下げでの取り合いは単価を削り合う形になりやすい。推定成約ADRが秋冬の高単価期に入る10月(2025年10月確定値24,700円)だからこそ、チェックアウト時間の延長、送迎、夕食や湯めぐりなど館内消費を組み込んだ付加価値で選ばれる設計を優先したい。
インサイト4:同じ形は次の連休でも繰り返しうる。9月の連休でも、最終日の9月23日は宿泊前日時点で89.9%と、連休中の他の日(98.6〜100.0%)より低く、連休明けの平日と同水準で着地した。11月の三連休(11月21日〜23日)も最終日が月曜の祝日となる同じ構造で、今回の10月のカーブは次の連休の最終日を仕込む際の比較軸として使える。
| 時点 | 打ち手 | 判断トリガー(記事中の数値) | 狙い |
|---|---|---|---|
| T-45 | 最終日を含む連泊条件の見直し。初日単独の販売を絞る場合も、中日+最終日の2泊や最終日単泊は開放しておく | 市場の最終日が45日前時点で62.8%と、初日(76.7%)より13.9pt低い出発点にある形が自館でも出ているなら | 初動の差(45日前→30日前)を縮める |
| T-45 | 最終日専用の付加価値プラン(チェックアウト延長・駅や観光地への送迎・翌朝の立ち寄り湯など)を早期に掲載 | 最終日が同じ残り日数の平日(10月13日火曜 73.7%/30日前)と同じ帯域で推移しているなら | 値下げでなく滞在価値で選ばれる理由をつくる |
| T-30 | 初日・中日の在庫状況を見て、埋まった日の問い合わせを最終日へ誘導する販売導線(日付変更の提案、2泊目割引ではなく特典付与)を検討 | 市場の初日が30日前で87.6%、最終日が70.2%と17.4ptの差が開いた局面なら | 溢れた需要を最終日に振り替える |
| T-30 | 最終日の料金は月の単価帯を維持しつつ、夕食グレードや館内利用券など館内消費の組み込みで訴求を強める | 10月の推定成約ADRが秋冬の高単価期の入口(2025年10月確定 24,686円)にあることを踏まえ、単価を崩さずに埋めたいなら | 単価維持と稼働の両立 |
| T-14(今年の10/12は本日) | 最終日の残り枠を、1泊利用・直前需要向けの条件(素泊まりや朝食のみ、チェックイン遅め)でも受けられるよう販売条件を点検 | 自館の最終日が、市場の完売施設率35.4%・残り枠中央値25.0%の水準より多く在庫を残しているなら | 直前の平日型需要を取りこぼさない |
| T-14以降 | 10月三連休の自館カーブを記録し、11月三連休(11月23日最終日のT-45は10月9日、T-30は10月24日)の仕込みに転用 | 9月の連休最終日(89.9%)と同様に、10月も最終日が平日並みで着地する形が確認できたなら | 次の連休で初動を前倒しする |
いずれも市場全体の推定値をもとにした検討の起点であり、効果を保証するものではない。自館の予約データと突き合わせたうえで判断したい。
まとめ — 連休最終日を読む3つの物差し
| 物差し | 今回の由布市・旅館での値 | 使い方 |
|---|---|---|
| 初日と最終日の差(同じ残り日数) | 45日前13.9pt → 30日前17.4pt → 15日前16.3pt | 差が30日前までに広がるなら、初動の仕込みが論点 |
| 最終日と平日の比較 | 30日前で10月12日70.2%、10月13日73.7%、10月5日67.2% | 平日帯域なら、最終日を平日型の販売条件で扱う |
| 施設ごとの残り枠の広がり | 10月12日は残り枠50%超が23.8%、中央値25.0% | 谷が広いほど、価格より条件と付加価値で差をつける |
由布市の旅館の10月三連休は、初日・中日が直近で90%台に達する一方、最終日の10月12日だけが平日と同じ軌道を走っている。谷の原因は直前の失速ではなく45日前から30日前の初動にあり、施設ごとに見ても多くの施設が少しずつ在庫を抱える「広く浅い谷」だ。10月は推定成約ADRが秋冬の高単価期へ入る月でもあり、値下げで取り合うより、連泊条件・1泊利用の受け皿・滞在価値の設計で最終日を埋めることが検討しやすい。今回のカーブは、同じ構造を持つ11月の三連休の仕込みにそのまま使える物差しになる。
データについて
| 推定OCC(OTA掲載在庫ベース) | OTA掲載在庫ベース稼働率 = 100 − 100 × OTA掲載残室数 ÷ 総客室数。対象は総客室の30%以上をOTAに掲載する施設で構成した固定コホート(各宿泊日で同じ施設集合)。OTA上で販売される在庫の消化状況に基づく推定値であり、実客室稼働率とは定義が異なる(掲載外の客室を消化済み側に数えるため高めに出る)。 |
| ブッキングカーブ | 宿泊日の45日前から直近までの観測に基づく。10月の宿泊日は2026年9月27日観測分まで、9月の宿泊日は宿泊前日時点の値。 |
| 推定成約ADR | OTA等の販売データ(最安プラン水準×業態別係数・複数チャネルのアンサンブル)から推定した成約価格水準(税抜相当)。過去月は確定値、現在・未来月は現時点の販売状況に基づく推定値。公表運営実績との照合で誤差中央値6.6%。カテゴリは旅館(リゾートホテルとは別区分)。 |
| 完売施設率・残り枠 | 完売施設率=OTA等で掲載在庫が確認できない施設の割合(推定)。残り枠=観測期間中の最大掲載数に対する現在の掲載数の割合で、総客室の30%以上を掲載した実績のある施設を対象に匿名で集計。 |
| 対象 N | 推定OCC:由布市・旅館 N=99施設/1,181室(主要予約サイト掲載ベース、9月の宿泊日は100〜101施設)、大分県・旅館 N=230〜231施設/3,659〜3,664室、大分県・リゾートホテル N=32施設/1,492室。残り枠分布:10/10 N=64施設、10/11 N=75施設、10/12 N=80施設。推定成約ADR:由布市・旅館 N=117〜129施設(月により異なる)、大分県・旅館 N=301施設(2025年10月)。 |
| データ時点 | データ時点: 2026年9月28日。販売状況・在庫は日々変動するため、本記事の数値は取得時点のスナップショットである。 |
出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成
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