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九州紅葉の11/7、高千穂町は推定OCC100% — 応援割開始で由布・嬉野も動いた15市町村の在庫

投稿日 : 2026.10.04

熊本県

大分県

宮崎県

佐賀県

長崎県

季節・イベント

九州紅葉の11/7、高千穂町は推定OCC100%(2026年9月25日観測) — 応援割開始で由布・嬉野も動いた15市町村の在庫

九州の紅葉シーズンで需要が集まる2026年11月7日(土)。宿泊日の43日前にあたる9月25日の観測で、宮崎県高千穂町の推定OCC(OTA掲載在庫ベース)は100.0%(対象14施設/客室240、主要予約サイト掲載ベース)に達し、熊本県の南小国町97.2%・阿蘇市96.4%が続いた。一方で、由布市・南阿蘇村・宮崎市には合わせて1,690室の掲載在庫が残る。本稿では「九州ふっこう応援割」の各県の開始日をはさんだ直近の観測から、阿蘇・くじゅう・由布院・高千穂・嬉野・雲仙を含む4県15市町村の在庫を市町村単位で並べ、11月3日(祝)との差と、残る部屋の売り方を整理する。宿泊日まで42日ある時点の途中経過であり、各施設の満室を示すものではない。

本記事における指標の定義

  • OCC(稼働率):エリア内の総客室数に対する販売済み客室数の割合(OTA販売在庫に基づく推定値)。OTA上で販売される在庫の消化状況に基づく推定値であり、施設全体の実稼働率とは異なります。掲載外の客室は消化済みの側に数えるため、実稼働率より高めに出ます。
  • 対象施設:各市町村で総客室の30%以上を主要予約サイトに掲載する施設で構成した固定の施設群(本文では「対象N施設/客室M(主要予約サイト掲載ベース)」と表記)。
  • LT(リードタイム):宿泊日までの日数。本稿はLT45〜LT1の観測のみを使用し、宿泊日の45日超前の観測は使っていません。
  • 掲載残室:主要予約サイトに掲載されている残室数(2名1室利用条件)。
  • データ出典:メトロエンジンリサーチ(観測日 2026年9月25日)
15市町村計 11/7(土)
81.8%
707施設/16,481室・9/25観測
同 11/3(火・祝)
62.2%
11/7との差 19.6pt
高千穂町 11/7
100.0%
14施設/240室・掲載残室0
嬉野市 佐賀開始日
+9.4pt
9/23→9/24・30施設/963室
15市町村 11/7掲載残室
3,003室
うち宮崎市1,048室
Key Takeaways
  • — 81.8%:2026年11月7日(土)の15市町村計の推定OCC(2026年9月25日観測・LT43、対象707施設/客室16,481)。高千穂町100.0%、南小国町97.2%、阿蘇市96.4%が上位。
  • — 19.6pt:11月3日(火・祝)の15市町村計は62.2%で、11/7との差。掲載残室は11/3が6,212室、11/7が3,003室(同日観測)。
  • — +9.4pt:佐賀県の予約受付開始日(9月24日)に、嬉野市の11/7推定OCCが66.3%→75.7%へ。武雄市は+8.5pt。
  • — 1,690室:由布市・南阿蘇村・宮崎市に残る11/7の掲載在庫(9月25日時点)。推定OCC上位エリアの周辺への前泊・連泊と、11/3の谷を連泊で埋める提案の余地。
  • — 宿泊日42日前の途中経過であり、各施設の満室を示すものではない。掲載枠の追加・取消で今後変動する。

紅葉の見頃と11月7日の位置づけ

九州の紅葉は標高の高い山岳・高原から色づき、渓谷や平地の庭園へと下りていく。各自治体・観光協会の例年情報を並べると、雲仙・仁田峠(長崎県雲仙市)は例年10月下旬〜11月中旬、九重“夢”大吊橋から望む九酔渓(大分県九重町)は10月下旬〜11月中旬、由布院の金鱗湖周辺(大分県由布市)は11月上旬〜中旬、高千穂峡(宮崎県高千穂町)は11月中旬〜下旬、御船山楽園(佐賀県武雄市)は11月中旬〜下旬が目安とされる。2026年の色づきは気温次第であり、本稿では今年の見頃を予想しない。

そのうえで11月7日は、山側の見頃と渓谷側の色づき始めが重なりやすい週末であり、しかも九州ふっこう応援割の対象期間(宿泊10月1日〜)の中にある。令和8年熊本地震のあとの需要回復を目的に、観光庁は九州7県で旅行・宿泊料金の50%(熊本県・鹿児島県は60%)を割り引く支援を設けた。予約受付の開始日は県によって異なり、熊本県・長崎県(予約サイト)が9月15日、福岡県・佐賀県が9月24日、大分県(予約サイト)と宮崎県が9月25日、鹿児島県は10月中旬の見込みと報じられている。上限額がどの価格帯の宿で効くかは、九州応援割の上限2万円が効く宿は4〜10%で試算している。

九州ふっこう応援割の県別 予約受付開始日・宿泊対象期間・割引率(2026年9月24日時点)
県予約受付開始(主な経路)宿泊対象割引率
熊本県9月15日10/1〜12/2560%
長崎県9月15日(予約サイト)/9月24日・28日(宿泊施設)10/1〜12/2550%
福岡県9月24日10/1〜12/1550%
佐賀県9月24日10/1〜12/2550%
大分県9月25日(予約サイト)10/1〜12/2550%
宮崎県9月25日(予約サイト・施設)10/1〜12/2550%
鹿児島県10月中旬見込み(報道)10月中旬〜2027年2月末見込み(報道)60%

※上限は1人あたり宿泊単体・交通付1泊2万円、交通付2泊以上3万円、周遊型(2県以上)3.5万円。各県の予算がなくなり次第終了。

出典:観光庁「九州ふっこう応援割」(2026年9月24日更新)、トラベル Watch(2026年9月18日)よりホテルバンク編集部作成

11月7日(土)の市町村別推定OCC — 45日前時点の途中経過

9月25日観測(LT43)の11月7日の推定OCCを高い順に並べると、上位は阿蘇・くじゅう・高千穂の山側に集まった。高千穂町100.0%(対象14施設/客室240、掲載残室0室)、南小国町97.2%(44施設/573室、16室)、阿蘇市96.4%(31施設/741室、27室)が95%を超え、竹田市91.5%(25施設/328室)、九重町89.2%(34施設/397室)、日田市89.1%(31施設/652室)が続く。いずれも主要予約サイト掲載ベースの推定値である。

一方、規模の大きい温泉地や都市は、埋まり方が穏やかだ。別府市は87.0%(150施設/4,100室)で掲載残室は535室、由布市は78.5%(172施設/1,715室)で368室、宮崎市は73.8%(52施設/3,998室)で1,048室が残る。熊本県の南阿蘇村は71.5%(42施設/961室)と15市町村の中で最も低く、274室の掲載在庫を持つ。阿蘇市とは同じ阿蘇地域にありながら、25ポイント近い差がついている点は、送客を考えるうえで見逃せない。

出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成

ここで見ておきたいのは、この数字が「宿泊日の45日前前後の途中経過」だという点である。宿泊日まで42日あり、施設が掲載枠を追加すれば推定OCCは下がり、取消が出れば残室は戻る。高千穂町の100.0%も、主要予約サイトに掲載された枠が消化されたことを示すにとどまり、町内の全客室が埋まったことを意味しない。

地図で見る — 山側が先に、沿岸と都市に余力

15市町村を地図に置くと、推定OCCの高い濃色の円が阿蘇外輪山からくじゅう、高千穂へと続く山地に並ぶ。対照的に、佐賀の嬉野・武雄、長崎の雲仙、天草、宮崎市といった西側・沿岸・都市側は中位にとどまる。車で1時間前後の距離で推定OCCが20ポイント以上違う組み合わせも多く、推定OCCが高い市町村の周辺にある在庫をどうつなぐかが11月7日の販売の焦点になる。

出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成(円の位置は市町村の代表点、円の大きさは対象客室数、色は11/7の推定OCC)

11月3日(祝)と11月7日(土)— 飛び石連休の谷

2026年の文化の日(11月3日)は火曜日にあたる。その夜の翌日は平日のため、祝日の夜でありながら宿泊需要は伸びにくい。9月25日の観測で15市町村計の推定OCCは、11月3日が62.2%、11月7日が81.8%と19.6ポイントの差がついた(対象707施設/客室16,481、主要予約サイト掲載ベース)。11月3日の観測は宿泊日まで39日と11月7日より4日近いにもかかわらず低く、差はむしろ控えめに出ていると考えられる。

差が大きいのは竹田市(60.4%→91.5%、+31.1ポイント)、宮崎市(46.3%→73.8%、+27.5ポイント)、日田市(66.7%→89.1%、+22.4ポイント)、武雄市(60.1%→80.4%、+20.3ポイント)、別府市(67.3%→87.0%、+19.7ポイント)である。反対に高千穂町(94.6%→100.0%)と南小国町(89.9%→97.2%)は11月3日の時点ですでに高く、差は5〜7ポイントにとどまる。黒川温泉を抱える南小国町と高千穂町は、曜日を問わず需要が厚いエリアといえる。両町を含む熊本・阿蘇側の地震後の回復の経過は、熊本のホテル、キャンセル19万人泊の後|黒川温泉・阿蘇の回復を日次46日で測るで日次に追っている。

出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成

週末前後の日付も並べると、谷の形がより鮮明になる。15市町村計の掲載残室は、11月2日(月)5,295室、11月3日(火・祝)6,212室、11月7日(土)3,003室、11月8日(日)5,191室(いずれも9月25日観測)。11月3日の夜は、11月7日の2倍を超える部屋が主要予約サイトに残っている計算になる。

15市町村の推定OCC(11/3・11/7・11/8)と11/7掲載残室(2026年9月25日観測)
市町村県対象施設客室11/3(火・祝)11/7(土)11/8(日)11/7掲載残室11/7−11/3
高千穂町宮崎県1424094.6%100.0%97.9%0+5.4
南小国町熊本県4457389.9%97.2%95.1%16+7.3
阿蘇市熊本県3174178.8%96.4%87.4%27+17.6
竹田市大分県2532860.4%91.5%76.8%28+31.1
九重町大分県3439776.1%89.2%73.0%43+13.1
日田市大分県3165266.7%89.1%72.1%71+22.4
別府市大分県1504,10067.3%87.0%75.5%535+19.7
小国町熊本県1311364.6%82.3%62.8%20+17.7
武雄市佐賀県1442460.1%80.4%59.9%83+20.3
上天草市熊本県2745562.4%80.0%70.4%91+17.6
由布市大分県1721,71563.4%78.5%73.1%368+15.1
嬉野市佐賀県3096363.2%77.7%71.2%215+14.5
雲仙市長崎県2882169.3%77.6%73.3%184+8.3
宮崎市宮崎県523,99846.3%73.8%49.9%1,048+27.5
南阿蘇村熊本県4296151.9%71.5%59.5%274+19.6
15市町村計—70716,48162.2%81.8%68.5%3,003+19.6

※推定OCC(OTA掲載在庫ベース)、2026年9月25日観測。宿泊日までのリードタイムは11/3がLT39、11/7がLT43、11/8がLT44。対象施設・客室は11/7のコホート(主要予約サイト掲載ベース、総客室の30%以上を掲載する施設)。11/3のコホートは一部市町村で1施設前後異なる(竹田市24施設318室、日田市30施設646室、嬉野市29施設962室、南阿蘇村42施設928室)。

出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成

佐賀の開始日に嬉野・武雄が動いた1日 — 県の開始日がエリアの在庫に効く

応援割の開始日が県ごとに違ったことで、県の開始日とエリアの在庫の動きを1日単位で見比べられる。11月7日の推定OCCは、佐賀県が予約受付を始めた9月24日に嬉野市が66.3%から75.7%へ(+9.4ポイント、対象30施設/客室963)、武雄市が66.5%から75.0%へ(+8.5ポイント、14施設/424室)と1日で上がった。嬉野市の掲載残室は324室から234室へ90室減っている。報道・販売状況のまとめ(2026年9月26日確認)によると、佐賀県分は開始当日のうちに主要な予約サイトの複数で販売が終了した。

翌9月25日は大分県・宮崎県の番だった。由布市が73.2%から78.5%(+5.3ポイント、172施設/1,715室)、別府市が81.9%から87.0%(+5.1ポイント、150施設/4,100室)、日田市が+4.9ポイント、九重町が+3.6ポイント、竹田市が+3.1ポイント、宮崎市が66.6%から73.8%(+7.2ポイント、52施設/3,998室)と、両県の市町村がそろって動いた。すでに9月15日に受付を始めていた熊本県の阿蘇市(−0.5ポイント)や南阿蘇村(+0.2ポイント)は同じ日にほとんど動いていない。大分県の直販経路の受付時期と10月前半の残室については、九州ふっこう割 大分、直販は10/16宿泊分からで整理している。

10月31日(土)宿泊分の推定OCC推移(横軸は宿泊日までの日数、LT37=9/24、LT36=9/25)。出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成

1週間前の10月31日(土)の宿泊日で見ても、同じ形が出る。LT45から緩やかに積み上がってきた曲線が、嬉野市は9月24日(LT37)に80.8%から88.9%へ、由布市は9月25日(LT36)に76.9%から83.4%へ、宮崎市は同日71.5%から79.0%へと段差をつけた。県単位でも、11月7日の1日変化は佐賀県が9月24日に+5.5ポイント、大分県が9月25日に+4.3ポイント、宮崎県が同日+5.0ポイントで、同じ2日間の東京都(+0.6/+0.5ポイント)や京都府(0.0/+0.5ポイント)と比べて際立つ。

11月7日(土)宿泊分の都道府県別推定OCC 1日変化。出典:メトロエンジンリサーチ、ホテルバンク編集部より作成

ただし、掲載在庫の減少は予約数そのものではない。応援割の開始にあわせて施設が販売枠を組み替えたり、一部の枠を掲載から外したりした場合も、残室は減って見える。開始日の段差は「県の開始日がエリアの在庫の動きと重なった」という事実として読み、需要の量は宿泊日に近い観測で改めて確かめるのが妥当だろう。とはいえ、開始日に1日で対象客室の1割近くが動くエリアがあることは、販売の準備を開始日に合わせる価値を示している。

残る部屋の売り方 — 推定OCC上位エリアの周辺と11/3の谷を連泊で埋める

11月7日の在庫の分布から、宿側と旅行会社・DMOにとって三つの機会が見えてくる。第一に、推定OCC上位エリアの周辺への前泊・後泊の提案である。阿蘇市・南小国町・高千穂町が95%を超える一方、同じ阿蘇地域の南阿蘇村には274室、くじゅう・由布院方面の由布市には368室、別府市には535室の掲載在庫がある。高千穂峡や大観峰を目当てにした旅行者が泊まり先を探す動きは、周辺の市町村に流れ込みうる。「阿蘇の紅葉を朝に」「高千穂峡の夜神楽の翌日に」といった周遊を前提にした訴求は、応援割の周遊型(2県以上)の上限3.5万円とも相性がよい。

第二に、11月3日の谷を連泊で埋める設計である。15市町村計で11月3日の掲載残室は6,212室と11月7日の2倍を超える。文化の日の3連泊(11/1〜11/3)や、平日を組み込んだ2泊以上のプランは、交通付2泊以上で上限3万円となる応援割の枠組みを生かしやすい。第三に、11月8日(日)の夜の取り込みである。11月8日の推定OCCは15市町村計68.5%で、11月7日から13.3ポイント下がる。紅葉の週末を1泊延ばす「日曜泊」の提案は、11月7日に取り切れなかった需要の受け皿になる。

秋の団体・ツアーを造成する旅行会社にとっては、11月7日の山側は個人需要でほぼ埋まりつつあり、団体の受け皿は別府・由布・宮崎市といった規模の大きいエリアか、11月3日前後・11月8日以降の平日側に求めることになる。市町村・DMOは、県の開始日で在庫が動いたデータを、次の販売再開や追加配分の時期の情報発信に生かせる。

宿向け:このテーマに効くプラン名のヒント

大分県 × 旅館 × 紅葉で公開されているプラン名(N=97)に多い訴求要素 ——

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※公開プラン名の集計にもとづく傾向で、命名が販売を生む因果を示すものではありません。

まとめ

2026年11月7日(土)の九州の紅葉・温泉地は、宿泊日の43日前の時点で、阿蘇・くじゅう・高千穂の山側が推定OCC 90%台後半に達し、別府・由布・宮崎市・南阿蘇村などに掲載在庫が残る構図になっている。応援割の開始日には、佐賀の嬉野・武雄、大分・宮崎の各市町村で1日に数ポイントの段差が生じ、県の開始日がエリアの在庫の動きと重なった。飛び石の11月3日は11月7日より19.6ポイント低く、ここを連泊や周遊で埋めることが、秋の販売の伸びしろになる。数字は途中経過であり、宿泊日に近い観測で改めて確かめたい。

⚠ 将来日程の推定OCCに関する注意:本記事の推定OCCは、調査時点(2026年9月25日)で主要予約サイトに掲載されている残室に基づく推定であり、宿泊日に近づくにつれて掲載枠の追加・取消・販売停止により変動します。宿泊日の45日前前後の途中経過として参照してください。

よくある質問

Q. 11月7日(土)の九州の温泉地は、もう部屋が残っていないのですか?

市町村で差があります。2026年9月25日時点(宿泊日の43日前)の推定OCC(OTA掲載在庫ベース)は、高千穂町が100.0%(対象14施設/客室240、掲載残室0室)、南小国町97.2%(44施設/573室)、阿蘇市96.4%(31施設/741室)と高い一方、由布市78.5%(172施設/1,715室、掲載残室368室)、南阿蘇村71.5%(42施設/961室、274室)、宮崎市73.8%(52施設/3,998室、1,048室)には掲載在庫が残っています。宿泊日まで42日あり、今後の掲載枠の追加や取消で変動する途中経過です。

Q. 11月3日(文化の日)は祝日なのに、なぜ11月7日より空いているのですか?

2026年の11月3日は火曜日で、その夜の翌日は平日です。宿泊の需要は翌日が休みの夜に集まるため、祝日当日の夜は伸びにくい傾向があります。15市町村計の推定OCCは11月3日が62.2%、11月7日が81.8%で、19.6ポイントの差がありました(9月25日観測・対象707施設/客室約1.6万室)。

Q. 九州ふっこう応援割の開始日に、宿の在庫は動いたのですか?

在庫の動きと開始日が重なりました。佐賀県が予約受付を始めた9月24日、11月7日の嬉野市の推定OCCは66.3%から75.7%へ1日で9.4ポイント、武雄市は8.5ポイント上がりました。大分県・宮崎県が始めた9月25日には由布市が5.3ポイント、宮崎市が7.2ポイント上がっています。同じ日の東京都は0.5ポイントでした。掲載在庫の減少には掲載停止も含まれるため、予約数そのものではありません。

Q. 応援割の対象期間と割引率は?

観光庁の案内(2026年9月24日更新)では、宿泊対象は10月1日から福岡県が12月15日、佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎の各県が12月25日までです。割引率は旅行・宿泊料金の50%(熊本県・鹿児島県は60%)、上限は宿泊単体・交通付1泊で1人2万円、交通付2泊以上で3万円、周遊型で3.5万円です。鹿児島県は10月中旬開始の見込みと報じられています。各県の予算がなくなり次第終了します。

Q. この推定OCCは、施設の実際の稼働率と同じですか?

同じではありません。主要予約サイトに掲載された残室数から逆算した推定値で、掲載外の客室(直販・旅行会社・団体向けの枠など)は消化済みの側に数えるため、実際の稼働率より高めに出ます。エリアの在庫の減り方を比べるための物差しとして使ってください。

データについて

推定OCCは、各市町村で総客室の30%以上を主要予約サイトに掲載する施設で構成した固定の施設群(対象施設)について、主要予約サイトの掲載残室(2名1室利用条件)から算出した。対象施設・客室数は宿泊日ごとのコホートで、同じ市町村でも宿泊日によって1施設前後異なる。観測はLT45〜LT1の範囲のみを使い、宿泊日の45日超前の観測と当日(LT0)の観測は使っていない。観測日は2026年9月25日で、11月7日はLT43にあたる。9月23〜24日の一部市町村では観測カバレッジが98〜99%で、9月25日は全施設を観測している。在庫の減少は掲載在庫の減少であり、予約数そのものではない(施設による掲載停止・販売枠の組み替えを含む)。販売状況の事実は観光庁の案内と報道・販売状況のまとめで確認した(2026年9月26日確認)。

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参考資料・出典一覧

■ データソース

メトロエンジンリサーチの推定OCC(OTA掲載在庫ベース)。九州4県15市町村の市町村別と、九州各県の県別ブッキングカーブを2026年9月16日〜25日に観測した。九州ふっこう応援割の制度情報は観光庁「九州ふっこう応援割」(2026年9月24日更新)、販売状況は報道・販売状況のまとめ(2026年9月26日確認)による。

■ 試算前提

推定OCC=100−100×掲載残室÷総客室(2名1室利用条件)。対象は各市町村で総客室の30%以上を主要予約サイトに掲載する施設で構成した宿泊日ごとの固定コホート。LT45〜LT1の観測のみを使い、15市町村計は各市町村の対象客室を合算して算出した。

■ 限界・留意点

掲載在庫の減少は予約数そのものではなく、施設による掲載停止・販売枠の組み替えを含む。掲載外の客室は消化済みの側に数えるため、実稼働率より高めに出る。宿泊日の42日以上前の途中経過で、今後の掲載枠の追加や取消で変動する。応援割の開始日と在庫の動きは時期の重なりを示すもので、因果を特定するものではない。

■ 出典

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