東横インは「東横INNソウル東大門2」の予約受付を本日8月23日に開始。同社のソウル展開は3店舗目、韓国では10店舗目となる。相鉄フレッサイン、ドーミーイン、藤田観光など日系ホテルの韓国進出が相次ぐ中で、北米中心のアパホテルの海外戦略とは対照をなしている。
東横INNソウル東大門2
東横インは11月23日に、ソウル特別市中区退溪路325に新ホテル「東横INNソウル東大門2」を開業する。
オープンキャンペーン価格として、開業からの一ヶ月間を以下の価格で販売を開始した。
・シングル 38,000ウォン(税込)
・ダブル・ツイン 54,000ウォン(税込)(1ウォン=0.99円、2018年8月現在)
同社は2008年に釜山市に韓国1号店をオープンしており、本年は韓国進出から10周年となる。
その後同社は、ソウル市、大田市、仁川市に進出。本年3月24日に韓国では8番目となる「東横INN仁川富平」を開業、本年7月6日には韓国では9番目となるホテル、「東横INNソウル江南」を開業したばかり。同ホテルは韓国では10店舗目、ソウルでは3店舗目となる。
さらに、今後は、2019年1月に、「(仮称)東横INN大邱東城路」、同5月には、「(仮称)東横INN蔚山」、同9月には「(仮称)東横INNソウル永登浦」、2020年7月に「(仮称)東横INN昌原」、同9月には「(仮称)東横INN東大邱(トンデグ)」と韓国でのホテル数を激増させる予定だ。
出典:東横INNソウル東大門2
相次ぐ日系ホテル韓国進出、海外戦略の違いも
ソウルでは相鉄グループが本年6月に「フレッサイン」ブランドとしては初の海外進出となる「(仮称)相鉄フレッサイン ソウル明洞」を2019年冬に開業することを発表した。
そのほか、ドーミーイン(共立メンテナンス)、ソラリアホテル(西日本鉄道)、グレイスリーホテル(藤田観光)など日系ホテルの韓国進出は相次いでいる。
他方で、同社の最大の競合と言えるアパホテルは北米への進出を進めているものの、韓国含めたアジア進出は遅れている。
同社もアジアや欧州には進出しているものの、反面で北米への展開は遅れており、国内最大手ビジネスホテルチェーン両社の海外展開戦略は、対照的となっている。
出典:東横INNソウル東大門2
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