富士急行グループの「ハイランドリゾート ホテル&スパ(所在地:山梨県富士吉田市)」は、“鉄道BIG4”としても知られる南田裕介氏監修による鉄道コンセプトルーム「富士急行線ルーム」を7月29日(土)よりオープンし、7月7日(金)12時より予約開始した。
「富士急行線ルーム」は、1994年から26年にわたり富士急行線で運行され、2020年10月に惜しまれつつ引退した「1000系・1202号編成」で実際に使用されていた部品を随所に再利用。そこに南田裕介氏の監修による、鉄道ファンの好奇心を刺激する仕掛けをふんだんに盛り込んだ、唯一無二の鉄道コンセプトルームとなっている。
今回、「富士急行線ルーム」を企画した経緯やこだわりのポイント、楽しみ方などを富士急行株式会社に取材した。
▼予約は下記のURLから
https://www.highlandresort.co.jp/guestroom/roomtype/fujikyurailway.html
―――今回の「富士急行線ルーム」は、どのような経緯で企画されたのでしょうか?
富士急グループのひとつである「ハイランドリゾート ホテル&スパ」の新たな魅力として、何かコンセプトルームを作りたいという思いがありました。
ハイランドリゾート ホテル&スパは、これまで様々なキャラクターをテーマとしたコンセプトルームを展開しており、その作り込みや力の入れ方には定評があります。
そこで様々検討した結果、灯台下暗しとはまさにこのことですが、自社に強力なコンテンツがあるではないかと考えたものが「富士急行線」でした。
昨今電車ルームも多く作られていること、まだ富士急行線にはミュージアムのようなものがないため、「乗る」、「見る」こと以外に富士急行線をじっくり感じていただく「空間」がないこともあり、ルームだけども寝ることは二の次になるようなお部屋を作りたいと思いました。
――― “鉄道BIG4″の南田裕介さんが監修されたとのことですが、こだわりのポイントを教えていただけますでしょうか
公式ページにも「不必要なこだわり」と記載しておりますが、好奇心を刺激し、かつ、「そこ?」とツッコミたくなるようなポイントを多数ちりばめています。
その代表的なものが「本物のホロ」や「融雪剤クッション」などです。これは南田さんがいらっしゃらなかったら実現しなかったかもしれません。
その他、車窓グラフィックのチョイス/前面展望動画のシーンチョイス/八幡電機スピーカーなどでしょうか。ノベルティのデザインなども南田さんのアイデアをいただき作っていきました。
富士急行線ルームの公式ページをご覧いただき、妄想を膨らませていただけると嬉しいです。
なお、南田さんとは、かねてより富士急行線や富士急グループの岳南電車などイベントへのご参加、富士急行線ツアーの実施など、様々な取り組みをご一緒させていただいており、富士急行線と親しみがあることから今回オファーさせていただきました。
―――どのような過ごし方がおすすめでしょうか
鉄道ファンはもちろんのこと、外国人の方にもおすすめです(日本の鉄道が外国人に人気があるようです)。
また、ハイランドリゾート ホテル&スパには「トーマスルーム」もありますので、鉄道に興味を持ち始めたお子さまがトーマスルームに親子で泊まり、その後富士急行線ルームに泊まっていただけると立派な鉄道ファンとして成長すると思います。
また当ルームは最大3名まで宿泊可能ですが、2名での宿泊がおススメです。
――― 最後に読者へのメッセージをお願いします
なかなか実現できないこともありましたが、皆様にお楽しみいただくべく、可能な限り、鉄分をふんだんに盛り込みました。
関係者たちもとても楽しんで企画させていただきました。ノベルティのボリューム感や魅力にもご注目いただければと思います。
■富士急行線ルーム 概要
【オープン日】
2023年7月29日(土)
【予約開始日】
2023年7月7日(金)12:00~
【宿泊料金(1泊朝食付き・オリジナルグッズ付き)】
【客室面積・定員】
36㎡・1~3名
【プラン特典(1名あたり)】※3名利用時の特典は2名分。別途購入可。
・オリジナル台紙付きルームキー(レプリカ)
・オリジナル路線図フェイスタオル
・富士急行線ルーム宿泊記念硬券
・富士山麓電氣鉄道ロゴ入り アメニティポーチ
他にも宿泊者限定ノベルティが用意されています。
【公式WEBページ】
https://www.highlandresort.co.jp/guestroom/roomtype/fujikyurailway.html