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デジタルトレンドの進化:スマートフォンと旅行消費の変化を探る (JTB総合研究所調査)

投稿日 : 2024.01.25

ホテル関連ニュース

JTB総合研究所が実施した「スマートフォンの利用と旅行消費に関する調査(2023)」は、生活者のライフスタイルや価値観が消費行動や旅行に与える影響を分析するものである。2013年からの経年調査で、今回が8回目の実施となる。2019年の調査から4年ぶりに行われた本調査では、SNSの役割がコミュニケーション手段から情報収集手段へと移行していること、さらにAIサービスの影響による旅行での使い方の変化が明らかになった。

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(画像出典:JTB総合研究所

調査は2023年11月にインターネットアンケートを用いて行われ、首都圏、名古屋圏、大阪圏に住む18歳から69歳までの10,000名がスクリーニング調査に回答し、その中から1,030名が本調査に参加した。

主な調査結果としては、個人的なコミュニケーションはメッセージやチャットへ移行し、SNSは情報収集手段としての役割が顕著になっている。また、人気のSNSとして「LINE」、「YouTube」、「Instagram」が挙げられ、「Instagram」と「TikTok」の利用率が特に上昇している。生活の中で、キャッシュレスやインターネットでの購入、オンデマンドでのテレビ視聴、オンライン会議、テレワークなどが増加していることも報告された。

スマートフォンゲームの影響で日常の行動が変わる例も多く、特に若年男性においてはその傾向が顕著である。eスポーツに対する関心も高まり、ゲーム関連商品やイベントの消費につながっている。

旅行関連商品の予約購入では、「チケット類」の増加が目立ち、「宿泊施設」の予約も伸びを見せている。特に注目されるのは、旅行中のAIサービスの利用が増加していることで、旅マエよりも旅ナカでの利用が目立っている。

以上の調査結果は、SNSやスマートフォンの利用が生活者の情報収集や消費行動、旅行行動に大きな影響を与えていることを示しており、今後の生活者の行動変化を予測する上で重要な指標となるだろう。

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