JTBは本日2019年5月24日、2018年度 連結決算概要を発表した。経営改革のさらなる推進に向けた特別損失・営業外損失の計上により増収減益となり、売上高は1兆3,674億円(前期比3.4%増)、営業利益は63億円(同23.2%増)、経常利益が30億円(同67.9%減)、当期純損失が151億円となった。
特別損失・営業外損失の計上により増収減益
同社グループの2018年度連結決算概要は、次のとおり。
・売上高:1兆3,674億円 (前期比3.4%増)
・営業利益:63億円 (同23.2%増)
・経常利益:30億円 (同 67.9%減)
・当期純損失:151億円
※部門別概況 (金額はすべて売上高)
・国内旅行:5,063億円 (前期比6.1%減)
・海外旅行:4,694億円 (同2.2%増)
・訪日旅行:614億円 (同2.4%減)
・グローバル事業:1,154億円 (同41.0%増)
同社グループは、中長期的な視野で臨む経営改革の初年度である2018年度は、市場環境に応じた選択と集中の効果が法人事業で顕在化しつつあり、個人事業での製販一体の商品・販売改革による効果、グローバル事業でのM&Aによる販売拡大など、経営改革を実施した効果が表れた部分もあった一方で、全体として当年度では十分な成果を得るには至らなかったという。
【同社グループ概況】
連結対象会社数:国内34社、海外124社、持分法適用会社22社 計180社(2018年3月末より26社減)
従業員数:28,510名(2018年3月末より643名減)
また、同社グループは2019年度の見通しを以下の通りとした。
売上高:1兆3,500億円(前期比1.3%減)
営業利益:90億円(同42.9%増)
経常利益:100億円(同233.3%増)
当期純利益:54億円