and factory株式会社とUSEN-NEXTGROUPの株式会社アルメックスとで共同開発した簡易宿所向けの宿泊管理システム「innto(イントゥ)」が公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2018年度グッドデザイン賞」を受賞した。
出典:and factory
宿泊業界のテクノロジー化、直感的で使いやすいデザイン
「innto」は、PMSと呼ばれる、宿泊施設で働くスタッフが宿泊運営業務(フロント業務等)を行う際に利用するサービス。同サービスを利用することで、宿泊予約や販売価格、残室数、料金精算、顧客管理といった施設運営に関する情報を一元管理し、業務をスムーズに行えるようになる。
誰にでも簡単に操作ができる直感的なデザインを実現することで、教育コストがかからず、また導入施設での業務効率化を実現。入力項目のサジェスト、ドラッグ&ドロップによる感覚的な操作、情報の図示化、説明しなくてもボタンを操作していくだけで行いたい業務をUI(ユーザーインターフェイス)により実現していく。
直感的でわかりやすい画面と操作性で、特別な教育、トレーニングをすることなく、誰でもすぐに簡単に使うことができることやクラウド型のため、外出先でもフロント以外でも、インターネット環境さえあればどこからでもアクセスして使うことができること、初期導入費無料、月額利用料1部屋199円からと非常に安価で、これまでシステム未導入の施設でも低コストで使うことができる点などを強みとする。
【審査委員による評価コメント】
「宿泊業という古い産業に対して、ITを導入していくというスタンスは期待できる。一般的なB2Cのソフトウェアと比較しても十分に洗練されているように思える。本質的にはスタッフが注力すべきは接客であり、面倒な運営業務が軽減されることで、スタッフのリソースがより本質に注がれることを望む。」
出典:and factory
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