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リノべホテル「ザ・シェア・ホテルズ」グッドデザイン賞

投稿日 : 2018.10.09

北海道

ホテル関連ニュース

ホテルや戸建のリノベーション事業を展開する株式会社リビタは、シェア型複合ホテル「ザ・シェア・ホテルズ」において「2018年度グッドデザイン賞」(主催:公益財団法人 日本デザイン振興会)を受賞した。受賞したホテルの一つ「ザ・シェア・ホテルズ ハコバ函館」の人気の秘密を探った。

出典:グッドデザイン賞

リノベホテル、地域の新たな交流拠点に

ザ・シェア・ホテルズ(THE SHARE HOTELS)は、全国の中心市街地の遊休不動産を再生したリノベーションホテル。

ホテルの共用空間をコミュニティスペースとして街に開き、場の運営を通じて地域を活性化していくことを目的としている。 同社はこの目的を達するため、客室の面積効率を高め収益性を担保しながら、十分な共用空間を確保。生み出された共用空間をレストランやシェアキッチン、ポップアップスペース等として設え、地域住民が集える場や地域に根差したプレイヤーの活動の場としてシェアする。 ホテルでのこうした場づくりは、観光客をも巻き込み、これまでにない新たな交流価値を生み出している。

既存建物の仕上げや看板などの歴史を残した空間デザインにより、地域住民が愛着を持ちやすくするほか、地域に根差した飲食テナントのリーシングをすることで、地域住民を誘引。加えて、空間づくりにおいて、その地域の伝統産業の職人やアーティストと積極的に共創し開業後のイベント等に繋げるなど、地域との関わりを生む開発プロセスを実践している。

料金:3,600 ~ 48,000円 (1泊1室もしくは1ベッドあたりの標準料金。季節・曜日により変動する。)

北海道函館市、東京都江東区、石川県金沢市(2店舗)、京都府京都市で合計5店舗が展開されている。

【審査員のコメント】

「遊休不動産を利活用した都市型リノベーションホテル自体は他にも先行事例があり、取り組みとしての新しさは少ない。しかしながら「ザ シェア ホテルズ」というように、レストランやカフェなどの共用スペースを広くとるだけでなく、地域の新たな交流拠点として成果を出している点は評価に値する。今後さらなる全国展開が期待され るが、より一層、ホテルが生み出す付加価値が街に「シェア」されることを期待したい。」

ハコバ函館、東アジアの訪日客多く、地域の職人を呼んで国際交流

今回受賞したホテルの一つ「ザ・シェア・ホテルズ ハコバ函館」はメトロエンジンリサーチによると、客室数65で、平均客室単価は2,500-5,000円と部屋タイプによるものの安価な価格で提供されているエコノミーな施設となっている。

また、各種OTAへの口コミ投稿を基にしたメトロエンジンリサーチのレビュー分析によると、同ホテルの評価は極めて高く、函館エリア内の平均スコアである3.32を大きく上回る4.7という最高レベルのスコアを獲得しており、特に客室に対する評価が高くなっている。

宿泊者の口コミ件数を分析すると、以下のグラフの通り日本人の投稿に続いて、特に台湾からの投稿が多く寄せられており、続いて中国、韓国と東アジアの旅行者に人気を集めているのがわかる。

各国別口コミ投稿数

出典:メトロエンジンリサーチ

近年のコト消費の需要は、訪日客の中でも地域の住民との交流を楽しみに来日する東アジアのリピーターの中で特に高まっており、函館の寿司屋さんを呼んでの「寿司ワークショップ」や地域の花屋さんによる「リース作り体験」など宿泊客以外も参加できる地域に開かれた「シェア」するワークショップの開催が地域に国際交流の場を提供している。

宿泊客のニーズも捉えた取り組みで、地域の交流拠点としての役割が大いに発揮されていると言えそうだ。

出典:ザ・シェア・ホテルズ ハコバ函館

 

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