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道内バス会社「味十商事」休止、ツアー中止に一斉休校追い討ち

投稿日 : 2020.03.07

北海道

ホテル関連ニュース

観光バスやスクールバス、ハイヤーを運行する(有)味十商事(北海道浦河郡浦河町堺町東4-6-18)が業務休止。新型コロナウイルスの感染拡大で訪日客を中心とした観光バスやハイヤー利用者が激減、スクールバスの運行再開が見通せなくなった。約10名の従業員が解雇された。

味十商事は2002年12月に設立。本社と札幌市内に事業所を構え、バス約10台、ハイヤー5台で、中国など外国人向け観光ツアーの貸し切りバス運行を中心に、ハイヤー、スクールバスの運行も手がけていた。

だが、新型コロナウイルスの感染拡大で外国人観光客のバスツアーのキャンセルが相次いだ。

また、浦河町内のスクールバスの運行も数年間にわたり手がけていた。同町教育委員会によると、スクールバスは町内の100名超の子供が利用し、1日に複数台を運行していた。しかし、小学校が一斉休校し、先行きを見通せなくなっていた。

「2月の売上はほぼゼロ」(同社)に落ち込み、営業休止を決断した。約10名の従業員は2月29日付で解雇した。

スクールバスの運行は年度更新で、味十商事は3月末の契約終了を前に運行断念を教育委員会に通知。2020年度の新規契約の入札は辞退している。

味十商事の関係者は、営業開始時期について「全く見通せない。社内では今年は無理ではないかと話している」とコメントした。

東京商工リサーチが報じた。

参考)

出典:北海道

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