法人向けにMobileやAI・IoTに代表される新しいテクノロジーを活用したサービスを展開する株式会社ジェナは、AIと連携したチャットボットサービス「hitTO(ヒット)」が、Googleが提供するスマートスピーカー「Google Home」および「Google Home Mini」に連携対応したことを発表した。
出典:ジェナ
今回の連携により、利用者はhitTOで作成したAIチャットボットをGoogle Homeから呼び出し、音声で質問と回答のやり取りをすることで、企業や店舗の受付、問い合わせ対応など、様々なビジネスシーンで活用することができる。
「hitTO」はユーザーが自然言語で質問ができる、AIと連携した法人向けのチャットボットサービス。情報システム部が担当するITヘルプデスクや、総務人事部が担当する社内の問い合わせ対応、顧客向けの問い合わせ対応の自動化など、法人における幅広い業務の効率化を実現している。
「Google Home」はGoogleが開発した、あらゆる生活シーンをサポートするスマートスピーカー。「OK Google」と話しかけると、Googleで調べ物ができたり、音楽を再生したりすることはもちろん、毎日の予定の管理やスマートホームの操作も簡単にできる。
hitTOとGoogle Homeの活用シーンとしては、企業の共用スペースに設置して、従業員からの社内問い合わせ対応や店舗に設置して、顧客からの商品やサービスに関する問い合わせ対応などが行える。
また、ホテルの客室に設置して、宿泊客からの問い合わせ対応に利用することも可能で活用の用途は幅広い。
ジェナは今後、その他の様々なスマートスピーカーとの連携も予定しているという。
ホテル業界へスマートスピーカーやチャットボットの分野での新規参入が相次いでおり、2018年は同分野の技術革新とサービス導入のブレークスルー・イヤーとなりそうだ。
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