ホテル特化型メディア

眠っていたデータから新たな付加価値を

トップ > 新規ホテル情報 > 【取材】土のサウナ併設の一日一組限定「Inglenook古民家の宿」開業

【取材】土のサウナ併設の一日一組限定「Inglenook古民家の宿」開業

投稿日 : 2024.02.06

富山県

新規ホテル情報

株式会社AlpacaCoffeeは、富山に自然と調和した「土のサウナ」を併設した「Inglenook古民家の宿」を開業したことを発表した。

「珈琲×サウナ×古民家」をコンセプトに、一日一組限定のプライベート空間で過ごす、新たな癒しの旅を提案する。忙しい日常を忘れ、大自然の中で心と体をリフレッシュするための特別な場所となっており、ワーケーション、サ旅にも最適とのこと。

本記事では、開業の経緯や魅力などについて、「Inglenook古民家の宿」に取材を行った。

▷ 公式ホームページ:https://inglenook-inn.com/

――― まず、「Inglenook古民家の宿」を開業することになった経緯を教えていただけますか

古民家のデッキで外気浴とアースバッグサウナ

今よりも大きな焙煎機を導入するため、AlpacaCoffeeの焙煎工場の土地探しを始めたのがきっかけです。

住宅地での煙の問題などもありますので、富山市内で移動時間も少なく周辺に影響を与えない場所を探しており、偶然、陶芸工房として使用されていた今の場所を見つけました。

3分の1を焙煎作業場とし、残りの3分の2をどんなふうに活用していくべきか色々考え、民泊として稼働できたらいいなという思いが出てきたことから、「Inglenook古民家の宿」の開業につながりました。

――― 「珈琲×サウナ×古民家」というコンセプトはどのように生まれたのでしょうか

「珈琲×サウナ×古民家」は偶然見つけた古民家との出会いから生まれた必然的なコンセプトです。

「Inglenook」は里山にあり、裏手に山を背にし、正面には広がる麦畑という自然豊かな立地に位置しています。古民家の改装は手をかける部分が多く、なかなか前に進みませんでしたが、もし私がここに宿泊するなら「忙しい日常を忘れて、非日常空間で何も考えずに過ごしたい」という思いをベースに改装を進めました。その結果、自然素材を多用し、遊牧スタイルで非日常感を感じられる内装に仕上がっています。

私たちの本業はコーヒー豆の焙煎と販売です。この宿でも珈琲屋としての強みを活かして、宿泊されるお客様には、新鮮なコーヒーを好きな時に召し上がっていただきたいと考えています。

そこにサウナを取り入れたのは、昨今のサウナブームと、個人的にもサウナが好きでしたので「民泊にサウナあり!」かなと思ったからです。「アースバック工法」を採用したサウナの制作には、たくさんの方の支援と根気強さが必要でしたが、苦労した甲斐があり、非日常感のあるサウナが完成しました。

アースバッグサウナ

このようにして、「珈琲×サウナ×古民家」というコンセプトが生まれました。私たちは忙しい日常から離れ、自然の中で心身ともにリフレッシュできる場所を提供することを目指しています。

――― 「Inglenook古民家の宿」で特におすすめのポイントを教えてください

やはり、サウナですね。

「土のサウナ」と言われるアースバックサウナでフィンランド式サウナのロウリュを楽しむのは至福の時間です。

耐熱耐久性に優れたアースバッグサウナは、主な材料が土です。ドーム型の形状で仕上げに天然素材を使用しているので、蓄熱作用が高く、室内が冷めにくくなっています。

普段体験されるサウナとはひと味違う空間で、ぜひサウナを体感していただきたいです。

――― 「Inglenook古民家の宿」では、どのように過ごすのがおすすめでしょうか

旅の拠点としての宿というよりも、宿で過ごすための旅もあっていいのかなと思っています。

食材を買い込んで、サウナに入ってととのい、コーヒーを飲んでリラックス。そして、眠くなったら寝る。など、体が求めるように過ごしていただければと思います。

当宿で心をほどいて満たされる至福の時間を過ごしていただけるよう、心から願っています。

――― 最後に、今後の展開について教えてください

まだまだスタートして間も無く、地震等による北陸地域への旅の減少があるなか、まずは「Inglenook古民家の宿」を知っていただくことが目標です。泊まってみたい、行ってみたい、と思っていただけることが第一だと考えています。

今後の展開としては、株式会社AlpacaCoffeeの民泊事業にさらに力を注ぎ、「Inglenook」が県内のいろんな拠点にできるようにまずは土台を固めていきたいと思っております。

■「Inglenook古民家の宿」概要

所在地:富山県富山市古沢718-2
定員:最大8名さま(ヴィンテージ二段ベッド2台(4人)、布団4組)
※定員以上のご利用はご相談ください
部屋:リビング、キッチン、洗面、寝室1、寝室2、トイレ、ロフト
サウナ:宿泊者専用のアースバッグサウナ

館内設備:Wi-Fi完備、シャワー、浴室乾燥暖房機、プロジェクター、エアコン(業務用エアコン、家庭用エアコン2台)キッチンIH調理器、炊飯器、冷蔵庫、電子レンジ、トースター、鍋、まな板、包丁、お皿、コップ、箸、カトラリー、ワインオープナー、アルミホイル、ラップ、ふきんなど
※調理器具は揃っておりますので、食材のみご持参ください

アメニティ:バスタオル、フェイスタオル、シャンプー、リンス、ボディソープ、ボディタオル、歯ブラシ、ブラシ、ひげ剃り、綿棒

サウナ:アースバッグサウナ(フィンランド式)、水風呂(五右衛門風呂釜)、サウナマット、ロウリュ(アロマオイル)
※サウナに入る場合は、水着等をご持参ください

合わせて読みたい
  • 【取材】デジタル地域通貨を進呈「ふくいd...

  • 【取材】「星野リゾート リゾナーレ熱海」...

  • 【取材】「星のや軽井沢」ウェルネスプログ...

  • 【取材】「ウッドデザインパーク 瀬戸」ペ...

関連記事