株式会社おてつたびは、人手不足に悩む北陸地域の事業者と、働きながら旅をしたいと考える旅行者を結びつけるマッチングサイト『おてつたび』の運営を通じて、地域経済の活性化及び人手不足の解消を目指している。このたび、同社は「北陸おてつたび 特集」を開始し、併せて地域の魅力を発信するフォトコンテストの開催も行う。
（出典：おてつたび）
『おてつたび』サービスは、短期的、季節的な人手不足を抱える地域事業者と、旅をしながら働きたい旅行者をウェブ上でマッチングさせることに特化している。これにより、旅行者は宿泊費用を節約しつつ報酬を得られ、地域事業者は全国から人材を集めることが可能となる。
北陸地方では、旅館や農家など様々な事業者がこのサービスを利用しており、事業者と旅行者双方にメリットを提供している。例えば、富山県黒部市の宇奈月延対寺荘では清掃業務を行う短期アルバイトを募集し、新潟県新潟市西蒲区では一棟貸切りの宿での清掃業務を提供している。これらの勤務地では、地域の文化や生活を体験しながら、実質的に旅行を楽しむことができる。
（出典：おてつたび）
また、北陸での体験を通じて得られた写真や動画を投稿するフォトコンテストは、さらに地域の魅力を全国に発信する機会を提供している。応募者は公式のSNSアカウントをフォローし、指定のハッシュタグを使用して投稿することで参加可能である。このコンテストは、地域の美しさやおてつたびの魅力を広く伝えるためのもので、優秀な作品にはAmazonギフト券が贈られる。詳細はこちらから。
『おてつたび』を利用する人々の声には、新しい出会いや経験を通じて、人生における大切な価値観を見つけ直したという感想が寄せられている。これらの声は、おてつたびが提供する独特の価値を裏付けるものであり、参加者にとって有意義な時間となっていることを示している。
（出典：おてつたび）
現在、おてつたびの登録ユーザー数は5.2万人に上り、全国47都道府県の1,300事業者が受け入れ先として登録されている。このサービスは、新しい形の旅行と働き方を提案し、コロナ禍における人々のつながりや地域への関心の高まりに応える形で成長している。
『おてつたび』は、伝統的な「旅行＝娯楽」という概念を超え、「旅先で働く」ことに新たな価値を見出し、多様な働き方や旅行の形を提供している。このサービスを通じて、北陸地方の人手不足の解消と地域経済の活性化に貢献し、新たな人材確保の手段としての位置付けを確立している。