単身赴任や出張など、短期間の住まいとして有効活用できるマンスリーマンション。
初期費用が抑えられたり家具家電が揃っていたりと、住み始める際の費用負担を抑えられるなど魅力も多い一方で、懸念されるポイントも少なくありません。
その中でも心配の声が多いのが、セキュリティをはじめとした安全面です。
最近では、犯罪や近隣トラブルなどの他に感染症対策の充実などが気になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、マンスリーマンションの利用を検討する際に、あらかじめ注意しておくべきポイントについて解説しながら、万全な感染症対策が敷かれており安心して利用できるホテルを紹介します。
マンスリーマンションは危ない・やばいってほんと?
まず気になるのが、マンスリーマンションが住まいとして安全な環境であるかという点です。
基本的なマンスリーマンションの概要と、利用するメリットやデメリット、契約までの流れについて解説します。
マンスリーマンションとは?
マンスリーマンションとは、短期間の住まいとして利用するのを前提にしたマンションやアパートのことを指します。
多くのマンスリーマンションは主要駅の近くにあり、出張や単身赴任などのビジネス利用をはじめ、旅行時の拠点や自宅の大規模な工事中などに利用されています。
マンスリーマンションのデメリット
- 通常の賃貸物件と比較すると、賃料が高い
- 隣人とのトラブルが起こりやすい
マンスリーマンションのデメリットとしてまず挙げられるのが、家賃が高いことです。一般的に賃貸物件のアパートやマンションと比較すると、およそ2割程度高い傾向にあります。
ただし、入居している間の水道光熱費やインターネット料金は全て賃料に含まれていることや、アクセスの良い主要な駅の近くに建てられている点を考えれば、極端に高いとも言い難い物件もあるでしょう。
また、危険性という側面におけるデメリットとしては、さまざまな目的をもった人が同じ建物を利用するために、隣人とのトラブルが起こりやすい点が挙げられます。
マンスリーマンションのメリット
- 入居の際に発生する初期費用がかからない
- 退去の費用もかからない
- 生活に必要な家具家電がすでに備え付けられている
- 安全性が高い
メリットとしてまず挙げられるのが、入居に際して高額な初期費用がかからないことでしょう。
一般的な賃貸住宅へ入居する場合には敷金や礼金、不動産会社への仲介手数料、前払いの家賃など、家賃の4ヶ月から5ヶ月分程度の初期費用がかかります。
しかし、マンスリーマンションの場合、発生するのは滞在する月数分の利用料のみです。一部、退去費用がかかえる物件もありますが、多くは退去の費用もかかりません。
また、生活に必要な家具や家電が備え付けられているため、買い揃えたり引っ越し業者に依頼して移動をさせたりする手間や費用が省けます。
さらに、安全性に関してもオートロックや防犯カメラなど、通常の賃貸物件と変わらないかもしくはそれ以上の設備が整えられている物件多いです。
マンスリーマンションとは?メリットやデメリット、費用などを解説!
マンスリーマンション契約までの流れ
マンスリーマンションを契約するには、まず希望エリアで物件を探す必要があります。賃貸物件を探す時と同様に、立地や部屋の広さ、料金から条件に合ったものを見つけます。
不動産会社のサイトや、物件のポータルサイトなどを活用すると効率よく探せるでしょう。
その後、希望した物件が空いていれば、契約を行い滞在月数分の料金を支払います。
契約の際に入居審査が実施されますが、一般的にマンスリーマンションでは利用料金を先払いすることから家賃未納などのリスクが低く、一般的な賃貸物件と比較すると入居審査は厳しくないと言われています。
契約が完了したら、鍵を受け取り入居することでマンスリーマンションでの生活がスタートします。
マンスリーマンションの注意点
先述した通り、メリットもデメリットもあるマンスリーマンションですが、実際に入居を検討する際には以下のような注意点があります。
- 一般住宅よりも賃料が2割程度高い
- ランニングコストが高いため、1年を経過した頃から費用が割高になる
- 長期的な住居としては向かない
- 住民票を移すことができないため、自治体の公的なサービスを受けることができない可能性がある
マンスリーマンションの注意点としてまず、一般住宅よりもおよそ賃料が2割程度高い点が挙げられます。
家賃や初期費用によって異なりますが、0からかかる費用で比較した場合は初期費用がかからない分、最初の半年から1ヶ月程度の間はマンスリーマンションの方が費用を抑えられます。
しかし、月々のランニングコストが高いため1年を経過した頃から逆転し、一般的な賃貸物件の方が安くなります。
つまり、半年から1年の間住むのであれば、生活に必要な家具や家電を揃える必要もなく費用を抑えて生活できますが、長期的な住居としては向かないといえます。
また、短期滞在においても、安く抑えたいという場合にはシェアハウスやゲストハウスの方が圧倒的に費用を抑えられるためマンスリーマンションと合わせて検討しても良いでしょう。
マンスリーマンションのトラブル例
マンスリーマンションで発生し得るトラブルとして、やはり気になるのが近隣とのトラブルです。
さまざまな目的で短期的な滞在をする人が集まり、その中には旅行中の外国人が利用している場合もあるため、文化の違いなどから揉め事に発展するケースも起こり得るようです。
また、背景にはマンスリーマンションの防音性そのものが低い傾向にある点も関係しており、騒音をきっかけにトラブルにつながることも少なくありません。
とはいえ、このような近隣とのトラブルは、一般的な賃貸住宅においても起こりうることではあるため、周囲に気遣いしながら、お互いが気持ちよく生活できるように務めることが重要だといえます。
マンスリーマンションはこんな人におすすめ!
ここまでご紹介したマンスリーマンションの特徴を踏まえて利用に向いている人、反対に向いていない人の特徴について解説します。
マンスリーマンションをおすすめできる人
マンスリーマンションの利用をおすすめできるのは、研修や出張などのビジネスで滞在が短期間だと決まっている人です。
先述したとおり、マンスリーマンションは長期的な滞在になると一般の賃貸住宅で暮らすよりも、かかる費用が割高です。
そのため、滞在が長期間に及ぶ場合は賃貸も検討する必要がありますが、はじめから短期間であること決まっている場合には、マンスリーマンションを利用しても良いでしょう。
また、引っ越し先が決まるまでや工事中の仮住まいなどのでの利用にもおすすめです。
仕事や家庭の都合などで急な引っ越しが決まり、スムーズに引っ越しが完了できない場合には、引っ越し先が決まるまでの短期間であれば、自炊ができることや荷物を置いておけることなどからも、マンスリーマンションのほうが都合が良いでしょう。
また、リフォームなど自宅の工事によって、一時的な滞在先としても便利に活用できます。
おすすめのマンスリーマンション12選!迷ったらここを選ぼう!
マンスリーマンションが向いていない人
一方で、マンスリーマンションの利用が向いていない人として、長期的な居住を目的とした家を探している人がまず挙げられます。
長く住めば長く住むほど割高になり続けていくだけでなく、正式な居住地として住民票を移すことができないマンスリーマンションは、長期的な居住には向いていません。
さらに、契約時に滞在日数分の金額を前払いする必要があり、日数が長くなるほど費用も高額になるため、一括で支払いができないという人もマンスリーマンションの滞在は難しいといえます。
また、反対に短期的な居住であったとしても、シェアハウスやホステルなどはマンスリーマンションよりも費用が抑えられるという点を考えれば、金額を抑えたいという人にも向いていないでしょう。
短期滞在をしたい方におすすめのホテル
1ヶ月以上の滞在であっても、条件によってはホテル暮らしで費用を抑えることが可能です。
最後に、マンスリーマンションの代わりに利用できるおすすめのホテルをいくつかご紹介します。
【東京】ホテルマイステイズ浅草
住所 | 〒130-0004 東京都墨田区本所1丁目21-11 |
最寄り駅 | 都営大江戸線蔵前駅A7出口より徒歩4分 |
1ヶ月の滞在金額 | ¥108,000 |
備考 | ※期間によって金額は異なります。 |
ビジネスにも観光の拠点にも便利な浅草にある当ホテルは、全室にミニキッチンが完備されており、一般的なホテルではなかなかできない自炊も可能なのが大きな特徴です。
1泊あたり3,000円台で宿泊できるため、費用も抑えられるでしょう。
【東京】ホテルツーリストイン上野御徒町
住所 | 〒111-0055 東京都台東区三筋2-20-4 |
最寄り駅 | 都営大江戸線/つくばエクスプレス・新御徒町駅A4出口より徒歩約3分 |
1ヶ月の滞在金額 | ¥105,000 |
備考 | ※期間によって金額は異なります。 |
ホテルツーリストイン上野御徒町は、御徒町や上野駅からも近くて買い物や上野公園、上野動物病院など、さまざまな観光施設へ徒歩圏内という大変便利なホテルです。
都営地下鉄の最寄り駅まで徒歩3分と近く、上野駅へも一駅なので、ビジネスでの利用や長期滞在の拠点として最適です。
また、感染症対策にも気を配っており、滞在中は、安心して過ごすことのできるホテルです。
【大阪】ベストウェスタンホテルフィーノ大阪心斎橋
住所 | 〒542-0083 大阪府大阪市中央区東心斎橋1丁目2-19 |
最寄り駅 | 地下鉄堺筋線「長堀橋」駅より徒歩1分 |
1ヶ月の滞在金額 | ¥105,000 |
備考 | ※期間によって金額は異なります。 |
当ホテルも1泊あたり3,500円から滞在が可能です。2020年に全館が改装されたばかりで、快適な空間のもと長期的な滞在もできるほど費用を抑えることが可能です。
大阪で人気のスポット、道頓堀にもほど近いため、観光の拠点にもおすすめです。
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【大阪】THE PAX hostel
住所 | 〒556-0002 大阪府大阪市浪速区恵美須東1-20-5 |
最寄り駅 | K18 地下鉄堺筋線・恵美須町駅から徒歩3分 |
1ヶ月の滞在金額 | ¥60,000 |
備考 | ※期間によって金額は異なります。 |
THE PAX hostelは、通天閣から徒歩圏内にある小さな複合施設を兼ねたホテルです。
周辺環境は街並みが残るエリアで、地元の方との交流もあり、大阪で長年暮らしていたかのような温かい人とのふれあいが魅力です。
ホテルの上階にはバックパッカーが集う宿泊施設があり、たくさんの人が和気あいあいと過ごしています。
施設内には、美味しい珈琲やお酒が飲めるスペースもあり、滞在中に飽きることなく、楽しめるのが魅力的なホテルです。
【福岡】コンフォートホテル博多
住所 | 〒812-0011 福岡県福岡市博多区博多駅前2丁目1-1 |
最寄り駅 | JR「博多」駅博多口より徒歩約1分 福岡市営地下鉄空港線「博多」駅博多口より徒歩約3分 |
1ヶ月の滞在金額 | ¥114,000 |
備考 | ※期間によって金額は異なります。 |
無料の朝食サービスもきちんと利用者の要望のもとアップデートを続けている当ホテルでは、ライブラリカフェなどもあり、オンオフの切り替えがホテルの中だけでも簡潔するような暮らしやすさが魅力です。
デスクも広めなため、ビジネスでの利用にもおすすめです。
【福岡】ホテルマイステイズ福岡天神
住所 | 〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神3-5-7 |
最寄り駅 | 地下鉄空港線「天神」駅 4番出口(もしくは天神地下街西1番出口)より徒歩3分 |
1ヶ月の滞在金額 | ¥120,000 |
備考 | ※期間によって金額は異なります。 |
ホテルマイステイズ福岡天神は、立地条件が良く、福岡の観光や周辺施設のアクティビティを楽しむのに大変便利なホテルです。
地下鉄の最寄り駅には数分の距離にあり、近くには公民複合施設やアクロス福岡、福岡国際会議場などの人気施設が集まっており、ビジネスや市街の観光にも理想的な環境をつくることができるホテルです。
まとめ
マンスリーマンションには隣人トラブルなどのいくつかの注意点がありますが、賃貸でも同じことが言えます。
マンスリーマンションやウィークリーマンション、賃貸はどれが良いという訳ではなく、用途によって使いわけましょう。
また、マンスリーマンションを借りるよりもマンスリーホテルを借りた方が安くなる場合もあります。
その際は、「Monthly Hotel(マンスリーホテル)」を利用することをおすすめします。
なぜなら、長期滞在専門のサイトなので、他のホテルサイトよりも平均20%以上のディスカウントを行っているからです。
ぜひ、マンスリーホテルで条件に合った長期滞在向けホテルを探してみてはいかがでしょうか。
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