短期滞在型のアパートメント(マンション)には、ウィークリーマンションとマンスリーアパートメント(マンション)の2つがあります。
賃貸物件の部屋を借りるのとは違い、週単位の短期的な滞在に、非常に便利なマンション。それが「ウィークリーマンション」です。
一方で、1ヶ月単位で契約をして短い期間入居できるアパートやマンション。それが「マンスリーアパートメント(マンション)」です。
いずれも家具家電付き賃貸住宅ですが、皆さんはその違いを知っていますか?
今回は、マンスリーアパートメント(マンション)の概要、マンスリーとウィークリーの違い、地域別価格等も併せて紹介します。
マンスリーアパートメント(マンション)やホテルで快適に過ごすためにも、その特徴や利用時の注意点などについてしっかり理解しておきましょう。
目次
- マンスリーアパートメントって何?
- マンスリーアパートとウィークリーの違い
- マンスリーアパートとウィークリーどちらが格安?
- マンスリーアパートとウィークリーの地域別価格
- マンスリーアパートを選ぶべき人はこんな人
- マンスリーアパートをお探しならココ!
マンスリーアパートメントって何?
多くの賃貸アパートメントでは2年契約が一般的ですが、マンスリーアパートメント(マンション)はその名の通り1ヶ月単位で賃貸住宅を借りることができます。
短期的な滞在の場合には非常に便利なので、旅行や出張などの際におすすめです。
【マンスリーアパートメントの特徴】
①生活に必要なものが一通り常設されている
基本的にテレビ、食器類、調理器具、冷蔵庫、ベッド、テーブル、カーテンなど一通りの生活用品があらかじめ設置されており、初期費用がほとんどかかりません。
アパートメントというと引越しや手続きなどが面倒なイメージがありますが、滞在に当たって全て持ち運ぶ必要がなく、入居時も退去時も引っ越し作業が不要です。
自宅とほとんど変わらない生活ができ、また賃貸住宅と同じように、郵便を受け取ってくれるサービスもあるようです。
しかし、家具家電を自分で選べない点や、入居前に内見ができない物件が多い点がデメリットと言えるでしょう。
清掃等のサービスは利用できない場合も多いことや、掃除や炊事等は自分自身で行う必要がありますが、家電製品が部屋に揃っている為、自分自身の好きなタイミングで洗濯をしたり、好きなように自炊をすることも可能です。
自身のペースで部屋を綺麗にしたり、家事を済ませることができるため、このスタイルが合う方にはとてもおすすめです。
もし清掃等のサービスが利用出来る場合、使用日数に応じた清掃料金がかかることに注意しておきましょう。
②敷金・礼金が不要
敷金・礼金が不要であり、長期の場合はホテルよりもリーズナブルというという最大の魅力を持ちます。
また、長期(1年以上)の滞在になった場合は、一般賃貸物件を借りて、家具・家電を購入したほうがトータルで安い場合があります。
③住んでから契約の延長可能
滞在期間が明確でない場合、とりあえず住んでみてから、契約を延長できます。
しかし、30日以内に退去する必要が出てきた場合は注意が必要です。
マンスリーアパートメント(マンション)は、1ヶ月ごとの料金システムになっているところがほとんどであり、ホテルのようにチェックアウトのタイミングでお金を支払うのではなく、契約をする際に先払いする場合が多いです。
そのため、30日以内に退去する必要が出てきた場合、途中解約時に重要となる賃料の返金に関する規約やインターネット利用、寝具の利用等に関しても追加料金がかかるかどうかはあらかじめ確認しておきましょう。
指定日までに申し出た場合は返金可能な場合もあるため、申し出る期限や手続き方法を確認してください。
しかし、やむを得ず途中解約となった場合、残りの期間分の賃料が返金されないケースも珍しくありません。
以下に契約時の注意点について箇条書きでまとめましたので、目を通しておきましょう。
【契約時の注意点】
- 事前に内見できないことが多い
- 家賃は通常よりも2割程度高くなる
- 水道光熱費は基本的に定額制であり、規定量を超えた場合には追加料金が発生
- 利用料金は一括前払い制であるケースが多い(物件によってルールが異なるため要確認)
④諸々の手続きの必要がない
ガス、電気、水道の開線やインターネット開通の手続きの必要がありません。
また、水道光熱費が賃料に含まれているため、一般の賃貸住宅に比べ家賃としては割高になりますので、長期で利用するには注意が必要です。
マンスリーアパートメント(マンション)を1ヶ月程度の短期利用した場合、光熱費は使った分ではなく一定料金になっているケースが多く、その場合使っても使っていなくても、光熱費として一定料金を支払う必要があります。
賃料に含まれているケースもあれば、月額で一定料金になっているケースもあり、一日単位で請求されるところもあります。
一日単位で請求される場合、全く使用しなかった日があったとしても1日として計算されてしまうことを覚えておきましょう。
また、マンスリーアパートメント(マンション)の光熱費は、あくまで1人分の料金であるため、2人以上で利用する場合は、追加料金が発生することがほとんどです。
ただ、1人分の料金丸々追加になるのではなく、半額程度の料金が追加になることが多く、一緒に利用するのが小さいお子様である場合は、光熱費の追加がないこともあります。
一定料金の光熱費の換算方法や追加料金は管理会社や物件によってかなり異なるため、契約前にしっかりチェックしましょう。
⑤手続き自体も簡単で、比較的すぐに入居可能。
ネットや郵送で手続きができるため、不動産管理会社(仲介業者)に会わずに、簡単に契約ができる場合があります。
困ったことがあった場合、ホテルのようにフロントで対処してもらえるのとは違い、不動産管理会社に連絡をしたり、自力で解決しなければいけません。
しかし近年は、専用サポート窓口のあるマンスリーアパートメント(マンション)も登場しています。
マンスリーアパートとウィークリーの違い
冒頭にもあげましたが、短期滞在型のマンションには「マンスリーアパートメント(マンション)」と「ウィークリーマンション」の2つがあります。
いずれも家具家電付き賃貸住宅ではありますが、その違いは一体何なのか?
それはズバリ、両者の契約タイプが異なることです。
マンスリーアパートメント(マンション)は「賃貸型」、ウィークリーマンションは「ホテル型」となっています。
【契約期間の違い】
✔ウィークリーマンション
1日~1ヵ月未満と短期間借りることができます。
旅館業法の改正および民泊新法(住宅宿泊事業法)施行にともない、1日のみの利用から可能となりました。
✔マンスリーアパートメント(マンション)
主に30日以上から借りることができます。
数ヵ月単位で利用する方が多く、1年間滞在することもできます。
【保証人の有無の違い】
✔ウィークリーマンション
ウィークリーマンションは利用に当たって入居審査がほとんどなく、どんな人でも料金を支払えば利用可能ですが、一定のルールが決められている場合もあるため、注意が必要です。
一般的にマンションやアパートの賃貸契約となると、敷金や礼金などの費用がかかったり、契約に当たって住民票や連帯保証人承諾書が必要になる場合もあります。
一方でウィークリーマンションは手数料が必要なく、身分証明書があれば契約が可能になることが多く、物件によっては保証人も不要なため、手軽に滞在が可能です。
✔マンスリーアパートメント(マンション)
ウィークリーマンションとは違い、契約前には申し込みや入居審査が必要となり、保証人が必要なケースが多くなっています。
ウィークリーマンションやマンスリーアパートメント(マンション)を利用する場合、料金は利用日数に応じた金額+清掃費を支払うのみで、敷金・礼金・仲介手数料は発生しないことがほとんどです。
※不動産会社によっては、上記の他に契約手数料、管理費、オプション料、清掃費、リネンの交換費等の料金が加わること有り。
【適用される法律の違い】
✔ウィークリーマンション
旅館業法。
数日~数週間の滞在を目的としたウィークリーマンションでは、「生活の本拠を有さない」という点から旅館業法が適用されます。
✔マンスリーアパートメント(マンション)
定期借地権法。
契約期間が満了すると同時に賃貸契約が終了する、更新がない借家権のことです。
定期借家権は期限が来れば、契約が終了します。
そして、期間満了までに「建物の明渡し」となります。なお、貸し主と借り主が同意すれば「再契約」を結ぶこともできます。
利用期間が30日以上となると滞在拠点とみなされ、原則としてウィークリーマンションのような旅館業法が適用されません。
【住民票の違い】
✔ウィークリーマンション
短期滞在を前提としている為、住民票の移動はできないというケースが多くあります。
✔マンスリーアパートメント(マンション)
マンスリーマンションで長期契約をしている場合、住民票の移動が可能で、郵便物の送付なども、通常の賃貸契約と同様にできるケースが多くあります。
「ホテルのような便利さ」を持つウィークリーマンションや、「賃貸住宅のような住みやすさ」を持つマンスリーアパートメント(マンション)の違いについて触れましたが、両者の特徴や注意点等を把握して、短期滞在を快適に過ごしましょう。
マンスリーアパートとウィークリーどちらが格安?
マンスリーアパートメント(マンション)……一か月以上の滞在におすすめ
マンスリーアパートメント(マンション)は、一カ月以上の滞在用であり、長期滞在するほど1ヵ月または1日あたりの家賃が安くなります。そのため、長期滞在が決まっている場合はを選択したほうがよいでしょう。
一般賃貸で必要となる引っ越し、各種契約、家具家電を購入する煩わしさや、1年以内の解約は違約金がかかる場合が多い等を考慮すると、7ヶ月~8ヵ月まではマンスリーアパートメント(マンション)がお得だと言えます。
ウィークリーマンション……ホテルに長期滞在するよりお得
観光や受験や長期出張などで一週間滞在したいと考えた際に、ホテル代が割高になってしまいます。こうしたケースでは、ウィークリーマンションがお得です。
マンスリーアパートとウィークリーの地域別価格
マンスリーアパートメント(マンション)やウィークリーマンションの値段相場ですが、敷金・礼金・仲介手数料がかからないとはいえ、「費用はそれなりにかかりそう」と気になる方も多いのではないでしょうか。
東京、愛知(名古屋)、埼玉、大阪、岩手の地域別にその相場をそれぞれチェックしていきましょう。
・マンスリーアパートメント(マンション)
地域 | 平均相場 |
東京 | 月10万円~15万円 |
愛知(名古屋) | 月8.5万円〜13万円 |
埼玉 | 月7万円~12万円 |
大阪 | 月8万円~10万円 |
岩手 | 月7万円〜 |
・ウィークリーマンション
地域 | 平均相場 |
東京 | 週3万円〜 |
愛知(名古屋) | 週2.5万円〜 |
埼玉 | 週2万円〜 |
大阪 | 週2.5万円〜 |
岩手 | 週2万円〜 |
東日本・西日本の経済中心地として企業が集中している場所は、地価が高く、マンスリーアパートメント(マンション)もウィークリーマンションも家賃相場が高騰していることがわかります。
しかし、都心から郊外に行くにつれて、家賃相場も低くなる傾向にあります。
マンスリーアパートを選ぶべき人はこんな人
様々な用途で利用されますが、マンスリーアパートメント(マンション)は短期から長期滞在向けとなっているため、長期出張時などビジネスシーンでの利用が多くあります。
そのほかにも、最近では受験や就職活動の拠点としてや趣味の作業スペースとしてなど、様々なシーンで利用され始めてきました。
例えば、
- 出張、単身赴任、転勤、従業員研修として
マンスリーアパートメントを利用されている方の多くが、出張、研修、単身赴任などのビジネスユースで利用しています。
出張といえばビジネスホテルが今までの定番でしたが、ここ数年でマンスリーアパートメント(マンション)を利用するビジネスマン・ビジネスウーマンが増えています。
個人で利用される方は、
- 自宅をリフォームしている間の仮住まいとして
ご自宅のリフォームや建て替えの際、家具家電類はレンタル倉庫等に預け、入居可能となるまでの短期滞在先としてマンスリーアパートメント(マンション)を仮住まいとされるケースが一般的です。
- 本格的に一人暮らしを始める前の試し住みとして
- 同棲する前のお試し期間として
生活に必要な家具家電が一通り付いているため、同棲や一人暮らしの雰囲気を掴みやすいです。
- 大学受験の際の滞在先として
地方から大学を受験する際、地元と往復するより、受験地に短期滞在される方が、往復交通費やホテル代の合計より安くなる場合があります。
- 通院や付き添いとして
入院された方への付き添いの為、一時的に短期間の滞在拠点が必要な方には、マンスリーアパートメント(マンション)が便利です。
- 趣味や個人事業の活動スペースとして
- 長期観光の拠点として
- 海外からの一時帰国や外国人留学生の滞在先として
以上のように、様々な用途がありますが、
「部屋を借りる際の初期費用や家具の購入費用を抑えたい」
「部屋を借りる期間が短い(1年以内)」
「家具家電の購入の手間を省きたい」
というように考えている方におすすめです。
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- マンスリーマンションより手続きが早い
通常のマンスリーマンションは、空室確認予約問い合わせ、必要書類の提出、料金の支払い、鍵の受け渡しも含め契約手続き期間が約2~3週間程度かかります。
しかし、マンスリーマンションであれば、エリア・日付・宿泊人数を入力して検索し、検索結果から気になるホテルを選択後、予約情報の入力・確認まで、Webサイトで完結するため、契約手続き期間が約10分で完了します。つまり、後はホテルに向かうだけでOKです。
- 好きな立地条件を選び快適な空間を提供
駅近など自分の好きな立地条件を選べることに加え、清掃サービスを利用でき (一部施設を除く)、ホテル内の施設も利用ができます。
- 利用シーンに合わせたお部屋選びが可能
お部屋タイプだけでなく、ホテル内設備や駅近などこだわりの条件でホテルを選ぶ事ができます。
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いかがでしたか?
このように、マンスリーアパートメント(マンション)にはメリットだけでなく、注意しなければいけない点があるのでよくチェックしておきましょう。
この記事を参考に、賢くマンスリーアパートメント(マンション)を利用してください。