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株式会社ビーロット「(仮称)京都恵美須屋町旅館」

投稿日 : 2018.12.27

京都府

新規ホテル情報

株式会社ビーロットは、今期取得した京都府京都市の開発用地に株式会社エイジェーインターブリッジを運営会社とした京町家スタイルの宿泊施設を開発・再生することを事業決定した。

出典:ビーロット

新旧ジャパンクオリティを融合、京町家を開発・再生

法務省公表資料によると、2017年における外国人入国者数(再入国者数を含む)は約2,743万人で、前年に比べ約421万人(約18.1%)増加し、過去最高となってている。

なかでも、国内外より根強い人気を誇る観光地「京都」は、2016年より2年間で延べ宿泊客数が400万人以上増加しており、京都観光の満足度は、引き続き高い水準を維持。

人気の理由は、歴史ある神社やお寺をはじめ、四季折々の自然に風情ある町並み、洗練された食文化であり、近年では京都の歴史・文化を象徴する伝統的な木造建築「京町家」にも注目が集まっている。

一方で、京町家は人口減少や少子高齢化、単身世帯増加等による相続問題、老朽化に対する改修、マンションやオフィスビルへの建替え等により年々減少傾向にある。

同社グループでは、京都並びに日本の貴重な財産である京町家の保全と継承をテーマにした既存町家の再生と新築棟を併設する新しいスタイルの宿泊施設計画は地域活性化にも繋がり、不動産投資商品として希少性が高いと判断し、この度の事業決定に至った。 

同プロジェクトでは、外国人観光客をメインターゲットとした宿泊施設運営を強みとし、京都および金沢において約70棟以上の町家再生の実績を誇る、株式会社エイジェーインターブリッジを運営会社に選定。

両社のノウハウを活かしながら、古き良きものと新しいものを継ぎ組み合わせた新旧ジャパンクオリティの融合となる宿泊施設を開発し、時代が変わりながらも後世に受け継がれていく魅力的な商品の創出に努める。

【計画の概要】
施設名(仮称):京都恵美須屋町旅館計画
所在地(地番):京都府京都市下京区富小路通高辻下る恵美須屋町192番1、192番
事業主:株式会社ビーロット
運営:株式会社エイジェーインターブリッジ
竣工(予定):2019年12月
用途 / 構造(予定):ホテル / (既存町家)木造瓦葺2階建 (新築棟)鉄骨造5階建
室数(予定):30室
敷地面積(予定):451.65㎡
延床面積(予定):(既存町家)148.01㎡ (新築棟) 1,117.20㎡ (その他)6.00㎡ (合計)1,271.21㎡

出典:ビーロット

京都市下京区ホテル展開状況

メトロエンジンリサーチによると、京都市下京区には宿泊施設が550、部屋数にして13,965が提供されている。

新規開業予定は25施設、部屋数にして4,345が新たに供給される見込み。

同区内には京町家の宿泊施設が166施設展開している。

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