既存建物をリノベーションし、豊富なシェアスペースを通じてその場所にしかない新しい出会いと体験を提供するホテル「THE SHARE HOTELS」は、7号店となる「KIRO 広島 -THE SHARE HOTELS-」を、広島電鉄本線・白島線「八丁堀」停留場より徒歩6分の場所に2019年9月13日(金)開業する。
屋内プールをリノベ、瀬戸内ローカルへの“分岐路”
出典:リビタ
商業店舗などが入居する6階建ての複合ビルを大胆にリノベーションした「KIRO 広島」。
3階に残されていたトップライト付きの屋内プールを、壁面タイルや階段を残しつつ開放的な空間に改修し、ホテルの朝食会場兼バーラウンジに設えた。イベントスペースとしても運営する。
隣接するシェアキッチン、ランドリースペースを含めて「THE POOLSIDE」と名付け、宿泊客と地域の人々が交流できる場づくりを目指す。プール跡地をリノベーションして飲食、イベントスペース用途に転用するのは全国的にも珍しい取り組み。
また、広島を拠点に国内外で活躍する「叢 – Qusamura」(読み:くさむら、広島市西区)、株式会社マルニ木工(広島市佐伯区)の両社が手掛けた魅力的な植栽や家具が、空間にさらなる付加価値を与える。
出典:リビタ
「THE POOLSIDE」で提供する食事やドリンクは、産地まで赴き自家焙煎したコーヒー豆や地元食材にこだわった飲食店を7店舗展開する「株式会社キノシタショウテン」(岡山県)が監修。
朝食は、気持ちのいい朝の光が差し込む空間で、焼きたてのクレープ料理やスペシャルティコーヒーを提供する。バーでは、旬のフルーツを使ったサワーや、瀬戸内ゆかりのフィンガーフード等を楽しめるという。
出典:リビタ
インテリアデザインは、商業空間のデザインやブランディングを得意とする田中裕之建築設計事務所が担当 。建物の歴史を引き継ぎ、一つひとつの痕跡を丁寧に扱うことで、ここにしかない空間となった。
客室内は簡素にして特定の様式に当てはまらないニュートラルな空間としつつ、素材の仕上げや納まりにこだわった。東広島エリアで見られる赤茶色の屋根「石州瓦」をベースにカラーバランスをつくり、瀬戸内での旅の記憶やイメージとの親和性を持たせた。
そのほか、グラフィックデザインや植栽、家具などについては、地元パートナーとのコラボレーションによって、「瀬戸内ローカル」と出会える場を演出した。
客室は、個室タイプ11種類49室を用意。定員4名のロフトタイプ、スタンダードタイプを中心に6名部屋も用意し、グループや家族旅行のニーズに対応。一人から二人の顧客も宿泊できるダブルタイプやツインタイプも用意する。
出典:リビタ
企画・プロデュース・運営は株式会社リビタが行う。
【同施設 概要】
名前:KIRO 広島 -THE SHARE HOTELS-(キロ ヒロシマ ザ シェア ホテルズ)
開業日:2019年9月13日(金)開業
所在地:広島県広島市中区三川町3-21
アクセス:広島電鉄本線・白島線「八丁堀」停留場より徒歩6分
構造:鉄筋コンクリート造地上6階 地下1階建
建築年:1990年
延床面積:1,999.47㎡(ホテル関連対象面積)
建築面積:528.2㎡(公簿面積)
客室数:49室
定員:165名
料金:
出典:リビタ
広島県広島市ホテル展開状況
メトロエンジンリサーチによると、広島市には宿泊施設が259、部屋数にして16,709室が提供されている。
また、広島市中区には宿泊施設が137、部屋数にして9,897室が提供されている。
同区内の新規開業予定は10、部屋数にして1,469室が新たに供給される見込み。
【合わせて読みたい】
「TSUGU 京都三条-THE SHARE HOTELS-」2019年5月31日開業