一般社団法人宿泊施設関連協会(JARC)は、このほど都内ホテルにてJCAP7(日亜設計集団)及び中国大連樹源科技集団と、中国遼寧省大連市のリゾート地に日本の古都、京都の風情溢れる観光地を創り上げることを目指し、大連市市長 譚成旭氏立ち合いのもと、戦略的協力枠組提携の調印式を行った。
京都風まちづくり、観光文化推進プロジェクト
同プロジェクトは大連市金石灘国家5A級観光リゾートエリア内に位置し、総敷地面積は約120万㎡、投資総額は60億人民元に達する。大規模な純和風商店街に大型日本庭園、イルミネーション、滝、フラワーガーデン、観光遊歩道、海辺の桟橋、景観ビュースポット(観景台)などを一体として計画する総合的な観光文化町づくり。
日本を代表する歴史的都市である京都の商店街をモデルとし、表屋造りという建物形態を採用。全ての入居者が商いを行う町の生活スタイルを醸し出し、純和風の建築スタイル及び職人の技術(匠)を凝らしたハイグレードな町つくりをもって、人々がリラックスしてショッピングできる優雅な品のある商店街を計画している。
同プロジェクトの敷地内には日本の商品やサービスをメインとした観光・商品専門店、日常生活用品店、ドラッグストア、アイデア商品店、及び各種体験スポット、喫茶店などのカジュアル店、飲食店、居酒屋、文化展示館、民宿・旅館、個性豊かなホテルなど多様な業態がそろった計1600戸前後の店舗や施設を計画している。
同プロジェクトは大連地域全体での観光産業の活性化と発展に大きな牽引力になり、大連での対日経済・貿易の重要な受け皿として、中国と日本の双方が利益を分かち合い共に発展して行く民間経済形態として日系企業を誘致するうえで重要な仲介役を果たすことになるという。
同調印式は4月22日(月)、ホテルニューオータニにて行われた。
(左:大連市市長 譚成旭氏 右:JARC理事長 林悦男氏)
出典:JARC
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