千葉県浦安市の新規開業施設分布
メトロエンジンリサーチによると、千葉県浦安市の新規開業施設の分布は以下の通り。
出典:メトロエンジンリサーチ
千葉県浦安市の新規開業施設のキーワードは「大型施設」
千葉県浦安市といえば「東京ディズニーランド」を思い浮かべる方も多いと思われるが、直近の新規開業施設に関してもディズニーランド周辺での開業となっている。
メトロエンジンリサーチによると、2025年8月までに3施設の開業が予定されているが、その平均客室数は604室と他のエリアと比較しても客室数が多い大規模施設が計画されている。
施設名 |
部屋数(推定) | 竣工 開業予定日 |
東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル |
475 室 | 2024年4月1日 |
星野リゾート 1955 東京ベイ |
638 室 | 2024年6月20日 |
(仮称) 舞浜ホテル新築工事 |
700 室 | 2025年8月31日 |
出典:メトロエンジンリサーチ
千葉県浦安市の新規開業施設を一部紹介
東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル
「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」は、東京ディズニーシー8番目の新テーマポート、ファンタジースプリングスの魔法の泉のほとりに計画されている、パーク一体型のホテル。ゲスト一人一人に特別なリゾートステイを提供するために、事前に旅の目的を伺い、キャストが東京ディズニーリゾートでの過ごし方をご提案するなど、寄り添ったきめ細やかなおもてなしを提供する予定だ。また、客室では、ゆったりとチェックイン手続きができるほか、ウェルカムドリンクを楽しむこともできる。
星野リゾート 1955 東京ベイ
「星野リゾート 1955 東京ベイ」は、”一歩足を踏み入れれば初めてディズニーランドが誕生した1955年頃のアメリカへタイムスリップ”をテーマに、当時をモチーフにしたオールドアメリカンな空間で、ファミリー・カップル・グループなど、多様なゲストが快適に過ごせる空間・サービスを提供する予定だ。また、パークへの送迎シャトルバス、荷物預かりや、お子様連れでも安心してご利用できるサービスをご用意し、テーマパーク旅を徹底サポートする。
(仮称) 舞浜ホテル新築工事
「(仮称) 舞浜ホテル新築工事」は、SPA & HOTEL 舞浜ユーラシアの隣地での高さ55メートル地上14階建てホテルの開業計画。南西側は東京ディズニー・シーの多客期用駐車場(リゾートパーキング第7)があり、空中歩道で結ばれているため、テーマパーク利用客にとっては利便性の高い立地になりそうだ。客室数も700室を予定しており、今回ご紹介した施設の中でも最も大型な開業計画となっており、2025年8月31日の開業を予定している。
千葉県浦安市に大規模施設が計画される背景
こちらは、紛れもなく「東京ディズニーランド」の集客力が背景になるだろう。
直近では、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーは、2023年に過去最高の業績を記録している。
コロナ禍に消失した訪日外客数(JNTO推計値)は、2023年に急回復しているが、過去最高であった2019年比(4〜9月)のマイナス23.1%の水準にあり、コロナ禍前まで戻ってはいなが、シンガポールをはじめとした東南アジア、米国・カナダからの訪日外国人が大きく増加しており、2024年6月6日には東京ディズニーシー8番目の新テーマポート「ファンタジースプリングス」開業予定。キャパは250万人増え、2,850万人レベルを目指すとされていることも大規模施設が計画されている背景の一つと考えられる。
コロナ禍を経て、東京ディズニーランドのみではなく、日本全国の主要なレジャー・集客施設は非常に好調だ。テーマパーク、遊園地、動物園等、コロナ前(2019年度)の入場者数を上回る施設も多く見受けられており、主要レジャー施設周辺での新規開業計画の動向についても注目が集まっている。
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