三井不動産は、本日2月7日、京都市中京区において推進中の「(仮称)京都二条ホテルプロジェクト」の施設計画概要を決定、これを公表した。開業は2020年夏を予定している。
出典:三井不動産
三井家ゆかりの地に総力を結集、ラグジュアリーホテル開業へ
同計画地は、二条城の東側・堀川通りに面し、京都市の中心エリアにありながら7,000m2を超える広大な敷地。
17世紀末頃より昭和中頃まで250年以上にわたり三井総領家(北家)の居宅があり、同社グループとゆかりのある地で、2015年に同社が取得し、現在同社グループ直営のフラッグシップとなるホテルの工事を推進している。
開発にあたっては、この地で受け継がれてきた遺構を新築ホテルのエントランスや庭園の景石等として活用し、現代の建築・デザイン界を代表する国内外のトッププレーヤーによる京都の伝統文化・精神性を取り入れた施設デザインを採用することで、歴史性と先進性を兼ね備えた滞在空間を実現する。
計161室の客室は、平均50m2を超え、約210m2のプレジデンシャル・スイートルームを含む多彩な部屋タイプを用意し、約1,000m2のSPAエリアを設けるなど、開放的かつ落ち着いた滞在空間とする。
なお、ホテル内のオールデイダイニング、シグネチャーレストランの2つのレストランは、ともに庭園を臨む配置とし、日本全国の新鮮な素材を活かした料理を楽しめる。
さらに、サービス面においては、ゲストの多様なニーズにこたえるコンシェルジュやバレーパーキングサービス、24時間利用可能なルームサービスなど、洗練された細やかな心づかいとおもてなしにより、特別な滞在体験を提供し、ゲストに愛されるホテルを目指していく。
同ホテルの運営は、三井不動産リゾートマネジメントが行い、総支配人には、ラグジュアリーホテルでのマネジメント経験が豊富な楠井学氏の就任が決定しているという。
2020年夏の開業に向けて、同社グループの総力を結集したラグジュアリーホテルを創造する方針だ。
出典:三井不動産
京都市中京区ホテル展開状況
メトロエンジンリサーチによると、京都市中京区には宿泊施設が413、部屋数にして10,502室が提供されている。
新規開業予定は16施設、部屋数にして2,568室が新たに提供される見込み。
この度開業を予定する同ホテルの周辺半径1キロ圏内には宿泊施設が209、部屋数にして4,455室が提供されている。
同圏内には新規開業予定が14施設、部屋数にして2,021室が新たに提供される見込みの、大激戦地での開業となる。
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