訪日観光客向けに動画,Live配信メディア「wafoo」を展開する株式会社結.JAPANは、NOW、ドーガン・ベータらから、第三者割当増資による資金調達を実施。今後は、「wafoo」を活用し日系企業を対象とした訪日マーケティング支援の強化に取り組む。
出典:wafoo
訪日マーケティング支援、プラットフォームの実現
wafooは、台湾・香港・中国からの訪日観光客へ向けた動画、LIVE配信メディア。
既存の訪日観光の情報発信ではテキストや画像が主流だったために、「実際の雰囲気と記載の情報に乖離がある」という課題があった。
その課題をwafooでは、動画やLIVE配信といったより雰囲気の伝えやすいリッチコンテンツを活用する事で解決していく。
「観光地のありのままの雰囲気」や「スポットではなくルートとして旅行情報の提供」などの新しい情報発信・認知に取り組んでいく中で、実績として、中部運輸局・北海道庁・日南市を始めとした各行政、地方自治体と共同で情報発信を行ってきた。
今回、資金調達を実施した背景にあるのは、訪日観光市場に存在する根深い課題の存在。
これまで訪日観光市場の認知発信を活発に取り組んできたが、日本が観光大国になるにあたって観光客の受入れ数向上を目指す企業/組織側に、「適切なソリューションが提供されていない」という課題を感じた。
「wafoo」をきっかけとして、訪日観光の認知・発信に関して多くの問い合わせを受ける中で、「インバウンド対策にどのような手法や選択肢があって、どんな組み立て方をすると効果を最大化できるかわからない」という声が非常に多いことに気づいた。
訪日観光市場は今後も拡大していくことが想定される。「誰もが楽しめる観光大国ニッポン」を目指していくために、訪日マーケティング全体のアップデートを牽引していきたいという思いがあった。
そのため結.JAPANでは、「誰もが楽しめる観光大国ニッポン」という世界観を実現するために、今後大きく2つのことに取り組んでいく。
1つは、日系企業を対象とした中華圏むけ訪日マーケティングの一括提案。
単なる認知・発信をサポートするだけにとどまらず、戦略や企画から提案することによって事業者と旅行者双方にとってより良い訪日マーケティングをともに実現していく。
2つ目は、訪日観光客がより満足度の高い旅行体験・消費行動ができるプラットフォームの実現。
訪日観光市場は人数が注目されることが多いが、今後は消費額、満足度、再訪日率などが重要になってくると考えている。そのため現在新たに開発中のサービスによって、旅行者には再訪したくなる満足度の高い旅行体験を、事業者には集客・消費という側面までサポートできるプラットフォーム実現を目指すという。
【合わせて読みたい】