バリューマネジメント株式会社は、福岡県太宰府市宰府3丁⽬3-33に、明治時代に建てられた「古⾹庵」を⾼級ホテルに改修した「HOTEL CULTIA 太宰府」をオープンする。
令和時代ゆかりの地、太宰府の滞在型観光の実現に向けて
出典:バリューマネジメント
年間の観光客が約1,000万⼈を超える太宰府だが、⽇帰りが主流で通過型観光中⼼という課題がある。
同ホテルは滞在時間を増やしたいと考える太宰府市への課題解決を事業⽬的のひとつとし、⻄⽇本鉄道(株)や三井住友ファイナンス&リース(株)、(株)福岡銀⾏などが共同設⽴した(株)太宰府Co-Creationが事業主体となり、同社が委託を受け運営をする。
総事業費約1億7000万円をかけ、古⺠家の歴史ある佇まいはそのままに、家具や装飾には、令和のゆかりとなった⼤伴旅⼈の「梅花の宴」をはじめとする万葉集の和歌の季語をイメージした内装にすることで、歌の情景に想いを馳せ、太宰府1,300年以上の歴史を感じられる空間を演出。
また周辺施設と連携し、太宰府天満宮の夜間貸切正式参拝や九州国⽴博物館のナイトツアーなど、太宰府だからこそ味わえる宿泊を通じた特別な体験を⽤意する予定だという。
出典:バリューマネジメント
定員は4室計11名。1泊2⾷付きで⼀部屋6万円〜。敷地⾯積 937.13㎡ / 延べ床⾯積:385.81㎡。
館内には50席あるフレンチレストランを併設し、九州の⾷材を中⼼に使った料理を提供。
出典:バリューマネジメント
同ホテルは今後2020年春頃2〜3棟追加し、最終的に7〜8棟30室を⽬指し展開する予定。
福岡県太宰府市ホテル展開状況
メトロエンジンリサーチによると、太宰府市には宿泊施設は2施設のみ、客室数は134室となっている。
実質的にはルートイングランティア太宰府が129室で大規模な宿泊施設としては唯一となっている。
新規開業予定は同ホテルの他に確認できなかった。
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