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星のや京都、嵐山の隠れた魅力に出会う「野遊び植樹会」

投稿日 : 2019.05.31

京都府

ホテル関連ニュース

京都府・嵐山にある「星のや京都」は、2019年6月12日~14日の3日間、宿泊者を対象とした「野遊び植樹会」を開催。同施設のスタッフと共に嵐山国有林を巡り、嵐山の歴史や生態について学び、植樹を行う。同企画を通して嵐山の文化的価値の発信を行い、この景観を宿泊者と共に後世へ繋ぐ。

森林景観の維持・継承を目的とした新しい取り組み

出典:星野リゾート

星のや京都のスタッフは、これまで地域の植樹活動に毎年参加。この活動は、スタッフの地域への愛着や環境を守る責任感へと繋がったという。また、この経験を通して、星のや京都では「嵐山についての理解を深める機会を宿泊者に提供することで、嵐山の景観を10年後、100年後に繋いでいきたい」と考えるようになった。

そこで星のや京都は、2019年6月12日~14日の3日間、宿泊者と共に隣接する嵐山国有林を巡り、サクラやモミジなどを植える「野遊び植樹会」を、京都伝統文化の森推進協議会(事務局:京都市林業振興課)の活動の一環として行う。

これは、嵐山の文化的価値の発信や森林景観の維持・継承を目的とした活動で、林野庁近畿中国森林管理局の後援を得て実施するもの。

約60ヘクタールの嵐山は、13世紀末、亀山上皇が奈良の吉野からサクラ数百本を移植し、その後世界文化遺産「天龍寺」の初代住職・夢窓国師も同地からさらに数千本を移植したといわれている。江戸時代には天龍寺が管理をし、サクラやマツの植栽が行われていた。

現在は、林野庁近畿中国森林管理局京都大阪森林管理事務所で管理され、平成15年には林野庁において「歴史を未来へつなぐ森林づくり」を目指して「世界文化遺産貢献の森林」に指定され、行政機関や地域の団体・企業が協力して維持している。

しかし近年では、台風や大雨の影響による倒木の発生や地表の流出、鹿などによる獣害を受けている。

星のや京都は嵐山の魅力や現状を知るきっかけを宿泊者に提供することで、嵐山への興味を深めてほしいと考えた。

同企画の案内役は、星のや京都のスタッフ。嵐山は雨の日には霧がかったり、月が明るい夜には山影が浮き立つように見えたりと、表情を日ごとに変化させる。また、春にはサクラやモミジの若葉が芽吹き、秋には葉が色づく様子から季節の移ろいを感じることができる。この土地で働いているからこそ感じる嵐山の魅力を、スタッフ自らが語り部となって宿泊者に伝える。

スケジュール:
8:00   フロント集合
8:10   渡月橋から嵐山を眺める
8:30   嵐山国有林を散策し、抹茶と和菓子を楽しむ森林浴
10:00 サクラやモミジを植樹
10:30 星のや京都専用船に乗り、川から嵐山を眺める
11:00 終了、星のや京都フロントにて解散

同企画は、本年初めての試み。

【「野遊び植樹会」概要】
期間:2019年6月12日〜14日
時間:8:00〜11:30
料金:1名2,000円(税・サービス料別)*宿泊料別
対象者:星のや京都宿泊者
定員:5名

【星のや京都 概要】

平安貴族が別邸を構えた京都府・嵐山。渡月橋から船に乗り、大堰川を遡ると現れる水辺の私邸。京都に息づく日本の伝統技法を感じる客室、五味を自在に表現する日本料理、四季の美しい景観と静けさの非日常の世界を楽しめるリゾート。
所在地:京都府京都市西京区嵐山元録山町11-2

客室数:25室

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