HISは、ゴールデンウィーク(2019年4月27日~5月6日)の予約状況(2月4日時点まで)から、国内旅行動向についてとりまとめ、本日2月12日に公表した。
10連休の国内旅行は沖縄本島が不動の1位
出典:HIS
今年のGWは10連休ということもあり、例年に比べ予約の早期化が進んでおり、前年同日比3倍強で推移。
人気渡航先は、今年も沖縄本島が不動の1位となった。沖縄本島では、例年3~4月には「海開き」となり、GW明けの「梅雨入り」までの“うりずん(潤い初め)”の時期は、大変過ごしやすいということもあり、シュノーケリングやダイビング、SUPなどのマリンスポーツを楽しむ方も増え、沖縄への需要が高まっている。
また、通常時期は3日間の滞在が主流だが、GW時期は4日間の滞在が多く、旅ナカのプランを充実される傾向がみられた。また、3月30日からローコストキャリアのジェットスター・ジャパンが、東京(成田)から宮古島(下地島)への直行便を就航することもあり、沖縄への旅行需要の更なる盛り上がりが期待される。
2位にランクインした北海道は、GWに桜の開花が見頃を迎えることから、“春の北海道”の人気は根強く、例年1~2泊で1都市滞在プランが主流であるなか、10連休ということもあり、道東地域(網走・釧路・十勝)と道央地域(札幌・小樽・旭川)を周遊し3~4泊以上滞在する需要が増えている。
3位の九州は、2018年6月に世界文化への登録となった「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」や昨年の大河ドラマの放送もあり、ハウステンボスと組合せたコースも含めて人気を押し上げた。
人気出発日においては、4月29日が一番のピークを迎え、海外旅行(4月27日がピーク)と比べ2日遅い出発であるものの、周遊プランを選ばれる需要が高く、少し長めの滞在を求められる点は共通の傾向といえる。
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